愛は惜しみなく与う③

「ふーん。なら厄介だな。勝てたとしても…向こうが馬鹿みたいな戦い方したら…俺たちは危ないかもな」


馬鹿みたいな戦い方
簡単に言えば、包丁やナイフ、銃などを使うことだ。
スコーピオンも組と繋がってると聞いたから。

拳銃なんか持ってる可能性だってある


「杏は、スタンガンで気絶させられたってさ」

「うん……首に火傷みたいな跡が残ってる」

「長谷川がやったんだろ?」

「…うん。本人がそう言ってる」


そうか。その事も片付けなけれならなかった。
杏を裏切った。
なにやら理由があったらしいけど、1度も会ってない。そのままあの日に、帰した



「長谷川、泉に杏がいる場所教えたろ?なんだったんだろうな」

「…今更こんなはずじゃなかったってゆう、ありきたりな奴だろ」


ひぇーー杏が絡むとお前更にキツイな。と朔は苦笑いしている

まぁ長谷川に当たるのもおかしい話かもしれない



守れなかったのは俺たちだから



「なぁ、朔?」

「んー?」



今思いついたけど


「西潰すか」

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