愛は惜しみなく与う③
泉の家の手伝い?

「あ、危ないことしたらあかんで!」


泉の肩に手を乗せて、ぐわんぐわんと揺すると、眉間にシワを寄せた泉に、やめろと止められた

だってさ?


「あの家を直すのを手伝うんだ。あとセルフリフォーム。解体とか、ちょっと大工したり…」


「え?何それ、楽しそうやん!」


てっきり危ない仕事でもするかと思ったら…


「あの後さ、家中穴だらけで、床は抜けるわ、壁は穴開いてエアコン効かないわ… 結構大変らしくてさ。業者に頼まずに、バイト感覚でこいって行ってたから」


めちゃええ仕事やん
そしてついでにゴトウさんを筆頭に、リフォームするらしい

普通に楽しそう


「杏も来るだろ?ゴトウに杏も来るって言った」

「行きたいけど…ゴトウさんあたしのこと嫌がらへん?」

「ん?なんで?」

「明らかにあたし、ゴトウさんに嫌われてるねんけど」


小娘!って言われるからな!?
まぁ確かに生意気言いまくってしまったけど…


「あーあいつ、誰にでもあんなんだから。ごめんな」
< 337 / 410 >

この作品をシェア

pagetop