愛は惜しみなく与う③
泉と、ぱぱちん以外には、とても冷たいらしい。まぁいいけどさ?
小娘はムカつく…

「てか、親父さん体調どうなの?」

「ん…体力落ちすぎて、抵抗力もなくて手術受けれないんだわ。1年治療サボってたから。今は手術受けれる状態まで戻してもらってる」


そう。ちょっとぱぱちんは、へばり過ぎてた。
今は安定してきて、秋くらいに手術できると思う。

大丈夫。成功する


「今は蕪木組は何してんの?」

「合田兄弟が荒らしてきた関係を修復してる感じかな。正直俺は継がないから…親父の代で終わるけど、親父が生きてる限りは続くよ」


そやな。よかった
泉の言葉に迷いもない

ほんまに乗り越えれたんやな


「てか、慧は、泉の家にバイト行かへんの?」


新は家庭教師のバイトで儲かると言っていたけど、慧は最近全くバイトしてないみたい。大丈夫かな?


「barやめちゃったからなぁ…新しいところ探そうか迷ってるところ」

「結構気に入ってたんじゃないの?なんで辞めたん?」


夜10時くらいから慧はたまに、年齢を偽って、barで働いていた。
< 338 / 410 >

この作品をシェア

pagetop