愛は惜しみなく与う③
それをみて響と新が駆け寄り荷物を受け取る


「こんなに買うものあったか?」


響は袋を見て驚いている様子。志木は金銭感覚もおかしいし、買い物の量もおかしい

見慣れてるから気にらんけど


「作り置きもしておくと、便利でしょう」

「そっか…夜は何作るんだ?」

「パエリアにしようかなと思っています。皆さん好きですか?」


パエリア!そんなシャレたもん作らへんし久しぶりや!志木のパエリア好き!!

さっそく響は食材を冷蔵庫に入れるのを手伝っていたが…


「その前にさ?ちょっとsilver KINGの話してよ。あたし的には関わらんのが1番やと思うねんけど」


ご飯も大事やけど
この話の方が今は大事やろ

そんなあたしに、そうですねと呟いた後、志木は慧の名を呼ぶ

え、なんでここで慧?



「ちょっと下に荷物まだあるんで手伝ってもらえません?」

「俺行くよ?」

「あなたは冷蔵庫にしまっておいて下さい」


響に残りの荷物を渡して、志木は慧と一緒に外へ出た。


「へんなの」


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