愛は惜しみなく与う③
「こんな欲深かったのに。病院で、杏様のことを思う、泉の言葉を聞いて、我に帰りました。鈍器で頭を殴られたくらいの衝撃でしたよ。
あの男は…嫌になるくらい、とても真っ直ぐ、過去も含めて笑えるように。杏様の笑顔を守りたいと、私の目を見て言いました」
正直、私って怖くないですか?と驚いた顔の志木さんに笑ってしまった
確かに怖い
顔が怖いとかそんなんじゃなくて、存在とオーラと、少し狂気じみた感じがするのが怖い
そんな志木さんに、いつもと同じく、泉は真っ直ぐだったんだろうな
「俺は、泉が大好きなんですよ」
「ふふ。今頃くしゃみしてるんじゃないですか?」
俺の笑った顔を見て、少し微笑み、車は大通りに出てマンションへの道を走る
「志木さん、俺のこと怒らないんですか?」
「なんでですか?」
「いや…なんか、好きな理由が…」
「でも大事に思ってくれてるんでしょう?その気持ちだけで充分です。あなたも、杏様にとって、大事な人なんですから」
杏様をお守りするついでに、あなた達のことも、お守り致します
あの男は…嫌になるくらい、とても真っ直ぐ、過去も含めて笑えるように。杏様の笑顔を守りたいと、私の目を見て言いました」
正直、私って怖くないですか?と驚いた顔の志木さんに笑ってしまった
確かに怖い
顔が怖いとかそんなんじゃなくて、存在とオーラと、少し狂気じみた感じがするのが怖い
そんな志木さんに、いつもと同じく、泉は真っ直ぐだったんだろうな
「俺は、泉が大好きなんですよ」
「ふふ。今頃くしゃみしてるんじゃないですか?」
俺の笑った顔を見て、少し微笑み、車は大通りに出てマンションへの道を走る
「志木さん、俺のこと怒らないんですか?」
「なんでですか?」
「いや…なんか、好きな理由が…」
「でも大事に思ってくれてるんでしょう?その気持ちだけで充分です。あなたも、杏様にとって、大事な人なんですから」
杏様をお守りするついでに、あなた達のことも、お守り致します