愛は惜しみなく与う③
「ハザマさんは、相変わらずイカツイな!」

「るっせぇ!」

頭にのる手がグーになり、軽く頭を小突かれる。
ハザマさんは口からタバコが二本も生えてる

どういうことや


あたしの視線を感じたのか、ハザマさんは、これ?と言い、タバコを口から二本取り出した



「めんどくせーから、二本吸ってんの」

「意味わからん」


面倒くさがりのハザマさんは置いておいて…白瀬さんが案内に来てくれて、泉の部屋に通してくれた

泉の部屋は冷房が効いてて最高!!!


「ゴトウは?」

「ゴトウさんなら、若が来る少し前に、ベニヤ板が足りないとかなんとか言って、出て行きましたよ」


ほーー。買い出しね。少し安心。ゴトウさんおったら、絶対あたしに突っかかってくるもん。

ひとまず少し休憩して


あたしたちはヘルメットと軍手を手渡された


えっと?



「じゃあ、若達は、廊下側の壁の方からお願いします」



そんな危険な感じ?!
白瀬さんに言われてみた廊下は、ぼろぼろだった。前、こんなにボロボロやった?もう少しマシちゃうかった?
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