愛は惜しみなく与う③
は!充電器!忘れてた
もう全てにおいてグダグダ
そして結局ドタバタしたが7時に家を出ることができた。
他のメンバーは前乗りして、海斗さんのお手伝いしてるらしい。
あたしたちも前乗りってか、昨日から行けばよかったのに、泉は手伝うのが嫌だからと、今日出発にした
みんなで新幹線って楽しいな
駅で紗羅ちゃんと合流する
「おはよー!杏ちゃん今日も可愛いね」
紗羅ちゃんは、ほとんど毎日こう言う。なになに?なんか挨拶はそうしろって習ってんの?
いつも笑顔でこう言う
「どこがだよ。こいつ、さっき起きたばっかりだから、ブスだろ」
朔の足にローキックしておく
ブスゆうな!ちょっと下向いてたし目が腫れぼったいだけや!ほっぺにシーツの跡ついてるだけや!!
「そんなことないよ?朔くん照れてるだけでしょ」
紗羅ちゃんと朔が話している
うんうん。なんか自然にみんなと話してくれてて嬉しい。けど……
「響?一緒に飲み物買いに行こ?」
目を丸くした後に、にこりと笑って、あたしの手を引いて響は売店に向かう