たった君だけで、世界は色付いた
「ねぇー聞いて!今日塾 アイツ来るんだ!」

「アイツ..?」

「うん!瑛斗(えいと)!」

ぁあ、楼莉(るり)の幼なじみか..
「あれ、瑛斗だっけ、好きなの」

「ん、言わなかったっけ?そだよ〜」

「いいな、楼莉は恋してて」

「そう?美桜(みお)も恋すればいいじゃん?」

そう言われても..ねぇ

「でも..」

「あ、やばい塾遅れる!じゃあ明日!」

「あ、うんっ」

私、美桜は恋がしたくても出来ないんです。
いや、出来ないは違った。。



あっ!ヒロさんからメッセージ来てる!!!

んー、となんだって..?

『みおちゃん、今日通話出来る?』

ぁああああ!待って嬉しい!!

そう、私はネットで知り合った人になら恋してる...

でも相手は26歳で私は13..
それにヒロさんにはただのネッ友って思われてるんだろうな。。


「みおー、ご飯できたよー」
「あ、うん」

私は 『出来ますよ!』と送信して
ご飯のまつリビングへと駆けた
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