あなたと。
瑞希SIDE
✲よろしくね✲
転入生が私のうしろに座った。
『よろしくね!私藤崎瑞希!』
『藤井優月です!よろしくお願いします!』
『敬語じゃなくていいよ!同級生だし!』
『うん!』
『友達になろうよ!』
『いいの?』
『もちろん!』
『ありがとう!』
『瑞希!』
『何?』
『お願い事!』
『えぇ?』
『稲森先生にプロジェクター貸してるんだ!』
『それで?』
『一旦返してもらってきて?』
『えぇ!遠いな!パシり?』
『そうとらえて結構!』
『ひどっ!優月行こ!』
『えっ?』
私は優月の手をつかんだ。
『一緒に取りに行こう?』
『いいけど!』
『じゃあ2人で取りに行ってもらえるか?』
『はーい!』
『分かりました!』
『優月こっち!』
『うん!』