あなたと。
大好きなプリンセスの登園リュック
それといちご柄のお昼寝セットを持って登校。
『ちゃんとごあいさつできる?』
『出来るよ!』
『いい子!』
そして.まずは職員室に向かった。
『おはようございます!』
『あー!結実ちゃん!待ってました!』
『ふじぃ・・・ゆいですっ!』
『結実ちゃんの担任をします!高島玲奈です』
『結実!頑張れる?』
私がそう聞くと.目に涙を浮かべて我慢顔。
『結実』
『うぇーんッ・・・やだぁ!まぁま!』
『ごめんね!結実ッ!ママも頑張るから!』
『結実もママと行くッ!』
『結実』
我慢の末泣いてしまった結実。
ホントにもうしわけない。
慣れてた保育園を辞めさせて
また知らない人から始まる保育園生活。
こんな中途半端な時期に転校させてごめんね。
でもまた前みたいに早く保育園生活にも慣れて
友達をたくさん作って.笑顔で遊んで
ここで出来た新しいお友達に“また明日ね”って
手を振る結実を早く見たい。
『結実ちゃん!お友達たくさん作ろうよ!』
『やぁ!』
『最初はみんなこんな感じです!』
『はい!』
『不安や心配事もあるかもしれませんが』
ホントにその通りです。
『私たちに任せてください!結実ちゃんが充実した保育園生活を送れるように私たちも精一杯頑張ります!』
『よろしくお願いします!』
『はい!お母さんも頑張って来てください!』
『ありがとうございます!』
『では結実ちゃん!お預かりします!』
『お願いします!何かあれば連絡ください!』
『はい!そうさせていただきます!』
荷物と必要書類を渡して
泣きじゃくる娘の声を背中に受け保育園を去る。
早く学校を楽しいって思えるように
なってくれたらいいな。