この恋に名前をつけるなら、



ここまでバレたら仕方ない
全部話してやろうと思い

初めて他人に心の内を曝け出した





「でもねー。
シンちゃんは私のこと妹って位置づけで
男と女の関係になる気はないって

それで私は埋まらない寂しさを
他の人を利用して誤魔化してたんだ。


そうやって馬鹿なフリしてれば
シンちゃんも心配で離れなくなるって 


歪んでるでしょー。笑」




私が無理して楽しそうに話すのを
見かねてなのか



「無理して笑わなくていいよ。」



そう言いながら
私を抱き寄せた。



彼の体温を感じながら



「でもね、最近疲れてきてさ
シンちゃん卒業しようと思ったの


次は真剣に恋愛するんだって
そして出会ったのがタカだったんだよ



タカに初めて会った時さ
割と一目惚れしてて

この人ならシンちゃん以上に
好きになれるかなって思ったんだ。
 


タカを知れば知るほど
私のツボ抑えてくるから

タカと真剣に向き合おとしたんだ


そしたら、今まで干渉してこなかった
シンちゃんが急に止めとけ止めとけって


今日だってカズ派遣させてくるし





ねぇ、タカ私はどうしたらいいかな?」




< 27 / 81 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop