この恋に名前をつけるなら、


つまり俺にとってマリアは
天使のような存在で


神聖なもの。


だからお前の恋心には気づいていたが
シラを切り通してきた。
俺の手でマリアを汚すことはできない。



俺の欲がマリアの体に流れ込むなんて
身の毛がよだつ。



だからと言って、
俺の側から離してやることも嫌なんだ。



ずるい男だって分かってる。




だけど


俺の側で
俺の為に歌って
俺を想って笑っていてくれないか。






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