この恋に名前をつけるなら、
_______
「らしくないよ、シンちゃん。」
「...え?」
ずっと俯いて歩いていたら
横からそう声をかけてきたカズは
心配そうな顔をしていた。
「いやー、マリアのことだよ。
なにがそんな心配なの?」
「...マリアが離れて行きそうでよ、」
「は?、知ってるよね?
マリアはあんたが1番好きなんだよ?
他に男をつくったとしても。」
「知ってるよ。
知ってるから安心してたんだよ。」
「あーもう、わかるように説明してくれ。」
「たぶんタカと付き合ったら
マリア俺のこと忘れちゃうよ。
だから、もう俺が1番じゃなくなると思う。」
「どういうことだよ、意味わかんねぇ。」
カズがため息をつきながら呆れた顔で
そう吐き捨てた。
そうだろうね、
意味わかんねぇよな。
俺の気持ちなんか。
マリアもそう思ってるんだろうな。
でもお前がいなくなったら
俺やっていける自信ねぇよ。
俺から逃げていなかいでくれ。
ツーーー。
気がつけば頬に一筋の涙が流れていた。
「らしくないよ、シンちゃん。」
「...え?」
ずっと俯いて歩いていたら
横からそう声をかけてきたカズは
心配そうな顔をしていた。
「いやー、マリアのことだよ。
なにがそんな心配なの?」
「...マリアが離れて行きそうでよ、」
「は?、知ってるよね?
マリアはあんたが1番好きなんだよ?
他に男をつくったとしても。」
「知ってるよ。
知ってるから安心してたんだよ。」
「あーもう、わかるように説明してくれ。」
「たぶんタカと付き合ったら
マリア俺のこと忘れちゃうよ。
だから、もう俺が1番じゃなくなると思う。」
「どういうことだよ、意味わかんねぇ。」
カズがため息をつきながら呆れた顔で
そう吐き捨てた。
そうだろうね、
意味わかんねぇよな。
俺の気持ちなんか。
マリアもそう思ってるんだろうな。
でもお前がいなくなったら
俺やっていける自信ねぇよ。
俺から逃げていなかいでくれ。
ツーーー。
気がつけば頬に一筋の涙が流れていた。