この恋に名前をつけるなら、
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あれから7か月たって
季節は冬になっていた。
都会みたいな綺麗なイルミネーションはひとつもないけれど
寒いからと手を繋いだり
抱きしめ合ったりして
彼がくれる温もりが
私に十分冬を感じさせてくれる。
「......なに?」
「やっぱ制服ってイイね。エロくて」
バシッ。
「ってぇーよ!」
「エロ親父」
「てめぇ、犯すぞ。笑」
「キャーーー」
朝寝坊したから急いで学校に行く準備をしていたのに
タカに担がれてそのままベットに逆戻り。
ああこれはもう遅刻確定だ。
「何よそ見してんのー?」
時間を気にして考えごとをしていたのが気に入らなかったのか
タカが不服そうな顔で私の制服を脱がしながらそう呟く
「いや、よそ見というか、、」
「お仕置き♡」
「もぉっ、」
そのまま流れに流された私も私だ。
彼を前に理性とか常識とか
保てなくなるくらい
ハマっちゃってるよ。
一度ハマると抜け出せない
タカってまるでドラックみたいだね。
そんな私はしっかり薬物中毒だ。