この恋に名前をつけるなら、
話を聞き終わった時
心臓が破裂しそうだった。
現実が受け止められないって
こういうことを言うんだって
初めて体験した。
1人でに恐怖と不安に包まれて
手の震えが止まらなかった。
そんな時お店の電気が全部消えて
私の目の前に16本の火が灯る。
「「「お誕生日おめでとうマリア」」」
「おめでとうーーー!」
大好きな3人と大切なファンに囲まれて
最高に嬉しいはずなのに
私は震えがとまらなかった。
私の様子がおかしいことに気づいたシンちゃんが
「マリア??どうした。」
優しい笑顔で聞いてくれた。
どうしよう。
今からアナタのその笑顔を
ぶち壊してしまう。
どうすれば、
どうすればいいの、、
私は恐怖で泣きそうになるのを我慢してシンちゃんの手を取り
「ごめんなさい、シンちゃん、、
アナタを救う言葉が見つからないっ。」
それだけを伝えると
もう堪えた涙が流れ出て来た。
「マリア?、どうしたの落ち着いて?」
「シンちゃんのお母さんが、、。
事故って意識不明の重体、、。」