この恋に名前をつけるなら、
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「「「「お疲れ様!」」」」
最後のライブを終えてタカの家で久しぶりに4人だけで打ち上げをしていた。
やっぱり4人でいる時間は幸せで
永遠に続けばいいのにって思うけど
それも今日でもう最後。
明日にはタカは東京にいってしまう。
そんな寂しさを忘れるかのように
4人で馬鹿騒ぎをした。
「じゃあ、ソロソロ帰るよ。」
シンちゃんが荷物をもって立ち上がった。
「えー、俺まだ居たいーー」
「お前馬鹿か、お邪魔虫。」
駄々をこねるカズを無理やりシンちゃんが引きずりながらでていった。
「カズいねぇと静かだなぁ、、。」
急に2人になったからか
タカがそう呟いた。
私はアコギを手にとり
「そこのイケメンのお兄さん。」
とタカに声をかけた。
「え、急にどうしたの?笑」
「こんばんわー、マリアって言います。
お兄さんかっこいいから
今日は特別にアナタの為に歌いまーす!」
急に変な事を私が言うから驚いていたけど
笑いながらありがとうと言う彼に
「それでは聞いてください、Dear, you 」
本当は泣きそうだけど
今くらいは我慢して歌うよ。
いつも素直に伝えられなくてごめんね。
最後の最後にならないと素直に言えない私で
ごめんね、、。