冷徹社長の初恋
「もしもし」
「絲、連絡をありがとう」
「いいえ。当日ですけど、玄関を入ったすぐの階段を上がってください。2階に上がってすぐに、職員室と隣に校長室がありますので、校長室の方にお越しください。校長が、5年生の教室まで案内することになっていますので」
「ありがとう。助かるよ」
「あと、やはり川原先生の話も聞かれた方がいいと思うのですが……」
「いや。絲の意見を聞きたいだけだ。
でも……そうか。絲にとっては、上司を差し置いてというのは、気まずいものか?」
「……ええ、まあ」
思っていることを当てられて、口籠ってしまう。
「俺は、絲を困らせる気はさらさらない。そうだな。彼の意見も、学校にいるうちに聞かせてもらおう。
移動する時は、絲だけでいい」
「わかりました。伝えておきます」
「絲、連絡をありがとう」
「いいえ。当日ですけど、玄関を入ったすぐの階段を上がってください。2階に上がってすぐに、職員室と隣に校長室がありますので、校長室の方にお越しください。校長が、5年生の教室まで案内することになっていますので」
「ありがとう。助かるよ」
「あと、やはり川原先生の話も聞かれた方がいいと思うのですが……」
「いや。絲の意見を聞きたいだけだ。
でも……そうか。絲にとっては、上司を差し置いてというのは、気まずいものか?」
「……ええ、まあ」
思っていることを当てられて、口籠ってしまう。
「俺は、絲を困らせる気はさらさらない。そうだな。彼の意見も、学校にいるうちに聞かせてもらおう。
移動する時は、絲だけでいい」
「わかりました。伝えておきます」