冷徹社長の初恋
半分は納得したものの、移動する時は私だけでいいって……なんでそこにこだわるんだろう……
疑問には思いつつ、なんとなく春日さんに尋ねるのはためらわれた。

「それじゃあ、絲。また連絡する」

「あっ、はい。お疲れさまです。当日、お待ちしていますね」

「ああ。俺も楽しみにしている」



とりあえず、これで川原先生との間に生じた気まずさは、少しは解消されそうだと、早速伝えることにした。







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