わが子に恋した元ギャルママ~ちょっぴりあぶないひと夏のタ・イ・ケ・ン(ウフフッ)
やっぱり…カノジョ作ってよぉ~
あれから9ヶ月後の2019年初夏の頃だった。
アタシ・充希(41歳)とひろかずは、実の母子なのにカレシカノジョの関係を続けていた。
ハロウィン・クリスマス・ヴァレンタイン…
…………と2人の想い出のメモリーをたくさん作った。
しかし、5月に入った辺りからアタシの気持ちがしんどくなっていた。
ひろかずは23歳になっていたけど、ひろかずの身丈に合うカノジョはまだいなかった。
アタシは、ひろかずとカレシカノジョの関係を続けて行くことが物理的にしんどくなっていたので、もとの母子関係に戻すべきだと想っていた。
そのようにしなければならない理由は、他にもあった。
ダンナ(46歳)が8月いっぱいで海外長期出張を終えて帰国と同時に、勤務している会社をやめて、秋からは時間にユウヅウがきく職場へ転職することが決まっていた。
ダンナが帰ってくる前に、ひろかずにカノジョ…いいえ、もう結婚させることを決めたのでアタシはあせっていた。
ダンナが帰国するまでの3ヶ月の間に…
急がないと…
ダンナが帰国するまでの間に…
どうにかしないと…
3ヶ月以内に…
ひろかずにふさわしいお嫁さんを見つけないと…
もう、時間がないのよ…
ひろかず…
カノジョ作って…
ううん…
お嫁さんもらってよ…
しかし、当のひろかず本人は自身の結婚については『考えていない。』とか『早すぎるよ。』などと言うて一方的さえぎっていた…
でも、アタシとしてはひろかずにお嫁さんをもらってほしいと思っていたので、気持ちのあせりがさらに高まっていた…
困ったわ…
どうしよう…
このままだと…
ひろかずはダメになってしまうわ…
この前も、その前の時も工場の未婚の従業員さんたちとおちいま(農協)の女子職員さんとのコンカツイベントがあったので、近所の奥さまにお願いをして申し込んであげたのに…
ひろかずは、ぜーんぶけとばしてしまった…
申し込んでは断り、申し込んでは断り…
いつになれば、ひろかずが結婚に向くのかしら…
アタシは、ひろかずはOLさんと恋愛をすること自体がイヤだと想っていたので、OLさん以外の女性にしぼって選ぶことにした。
そこで、親同士のコンカツイベントへ行って家事手伝いの女性の情報をいただいて来た。
しかし、ひろかずは親同士のお見合いもイヤだと言うて突き返した。
それじゃ、どうしたいのよ…
このままだと、一生独身で通すことになってしまうわよ…
アタシがひろかずにそのように言うた時、ひろかずが急に怒り出したので、話し合いがこじれてしまった。
話し合いがこじれてしまったので、アタシはひろかずにはお嫁さんは必要ないと決めつけてあきらめた。
話は、6月15日のことであった。
ところ変わって、東村にありますワールドプラザにて…
この日は、毎年父の日恒例の梅酒まつりが開催されていた。
その時に、梅酒でむすぶ縁結びのコンカツイベントが行われていた。
コンカツイベントには、うちの近所の奥さまの息子さん(30歳)が参加をして、マクドで働いている里帆さん(24歳)とお会いして、楽しい時間を過ごしていた。
おふたりの愛称があったので、カップルが成立したけど、アタシはそこでリフジンなことをしてしまった。
アタシは、近所の奥さまの息子さんに『息子のために里帆さんと別れてください。』とお願いをした。
近所の家の息子さんは、それを聞いてものすごくイヤがっていた。
アタシは、息子さんにリフジンなことをしてしまったと思っていた…
けれど、ひろかずにお嫁さんが来なくなったらどうしようどうしようとあせっていたので、必死になって息子さんを説得していた…
アタシは『もう少しお給料が自由につかえる方がいいのじゃないかな~結婚したらお給料が自由につかえなくなるわよ。』と息子さんに言うた。
そしたら息子さんは『分かりました。』と言うてアタシの要求に応じた…
息子さんは、ひろかずのために里帆さんとつき合うことをやめてしまいました。
時は6月23日の昼過ぎのことであった…
ところ変わって、アタシとひろかずが暮らしているマンションの一室にて…
この時、近所の家の息子さんがイヤそうな表情で里帆さんを連れてきた。
その後、近所の息子さんは部屋から出るときに玄関の戸を強烈な力を込めてバーンとしめたあと、ドアにけりを入れた…
息子さんが『バカひろかず!!死ねや!!』とさけんでいたので、アタシはものすごく気まずい表情になっていた。
どうしよう…
近所の家の息子さんを怒らせてしまった…
やっぱりやめた方がよかったかもしれないわ…
アタシはこの時、ひろかずにお嫁さんは無理かもしれないと想ってやめるべきかどうかと迷い続けていた。
ひろかず自身も『こんなリフジンなことをしてまで嫁さんをもらいたくない。』と想っていたのでしんどい表情を浮かべていた。
里帆さんも『結婚以外の生き方に替えたいのですが…』と言いそうになっていたので、雰囲気がひどくよどんでいた。
困ったわ…
どうしよう…
アタシは、イヤそうな表情でひろかずに里帆さんを紹介した。
「ひろかず…紹介するわ…里帆さんよ。」
アタシは、しんどそうな声でひろかずに里帆さんを紹介した。
里帆さんはうつむいた表情で自己紹介をしていたし、ひろかずもものすごくしんどい表情で自己紹介をしていた。
アタシは、里帆さんとひろかずを部屋に残したあと外へ行った。
ところ変わって、蒼社川の河口付近にある公園にて…
河口は、満潮時間になっていたのであたり一面が海水で満ちて、海に変わっていた。
この時アタシは、近所の家の息子さんにリフジンなことをしたので、どのようにしてわびればいいのか分からずにコンワクしていた。
やっぱり…
ひろかずは…
結婚することは…
最初からできないようになっていたのよ…
里帆さんも…
うつむいた表情で話をしていたみたいだし…
ひろかずも…
『オレはイヤなんだけど…』と言う表情を浮かべていた…
やっぱり、結婚やめさせよう…
このままだと…
8月いっぱいまでに間に合わなくなるのは確実よね…
もういいわ…
ダンナと離婚しよう…
そうするより…
他はないわ…
時は流れて…7月17日頃のことであった。
アタシは、正午頃にお弁当を持ってひろかずが勤務している職場の近くにあります公園へ行った。
アタシが到着してから2分後にひろかずがやって来たので一緒にお弁当を食べていた。
その時にアタシは、ひろかずに里帆さんとあっているのかなぁときいてみようと思っていた。
しかし…
アタシは、ひろかずに里帆さんのことをたずねること自体がこわかったので言いだすことができずに困っていた。
言えない…
言えないわ…
ひろかずに里帆さんとあっているのかなぁなんて言うことできないわよ…
アタシが言うたら…
ひろかずが怒るかもしれない…
アタシはこわくてドキドキとしていたけど、ひろかずに思い切って聞いてみた。
「ねえひろかず。」
「なんだよぉ…」
「あれからなんだけど…里帆さんと…あっているのかなぁ…」
「えっ?」
「えっ、じゃないでしょ…里帆さんとあう時間を作っているのかなってきいているのに返事してよ!!」
アタシがとがった声でいうたので、ひろかずはひねくれた声で『会っていない…』と答えた。
「会っていないって…」
「ああ…そうだよ…」
「どうして会おうとしないのよぉ?」
「イヤなんや。」
「イヤって…30分でもいいから、会う時間くらい作ったらどうなのよぉ。」
「30分でもイヤや!!」
「困ったわねぇ…」
ひろかずは、お弁当を食べる手を止めてからアタシにこう言うた。
「かあさん…オレ…正直言うて、あんな形で結婚相手と出会うことはイヤなんだけど…」
「わかっているわよ…かあさんだってあんなリフジンなことをしたくはなかったわよ。」
「だったら、どうしてあんなリフジンなことをしたのだよ…オレ、近所の家の息子さんからきついイカクを受けるようになってしまったのだよ!!」
ひろかずの言葉に対して、アタシはものすごくしんどい表情でひろかずに言うた。
「だって…ひろかずがどのようにしたいのかを言うてくれないからかあさんは困っていたのよ。」
「かあさん!!かあさんは近所の家の息子さんに悪いことをしたと想っていないのかよ!!」
ひろかずからの問いに対して、アタシはものすごくしんどい表情で答えた。
「近所の家の息子さんにもうしわけないことをしたと想っているわよぉ…だけど…かあさんはあせっているのよ。」
「あせっているのよって…かあさんはどういうふうにあせっていると言うのだよぉ。」
「ひろかずはなーんにも知らないのね…9月になったらとうさんが海外長期出張を終えて家に帰ってくるのよ…家に帰ってきたあとは、家から職場へ通うことになるのよ。」
「それで?」
「ひろかず…かあさんはそれまでの間にひろかずにカノジョを作ってほしいからあせっているのよ…わかっているのかしら!!」
アタシの言葉を聞いたひろかずは、思い切りキレてしまったのでせっかく作ったお弁当を地面にたたきつけてつぶしてしまった。
お弁当をわやにされたアタシは、ひろかずに怒りをぶつけてしまった。
「ちょっと!!なんてことをするのよ!!せっかく作ったお弁当なのにどうしてひっくり返したりするのよ!!」
「かあさん!!かあさんはなにをそんなにあせっているのだよ!!なんだかんだ言うて、ぼくのことよりもとうさんの方が好きなんだ!!ぼくのことはもうキライになったと言いたいのだね!!」
ひろかずは、アタシにこう言うた後に『オレ…きょうは残業だから…この間の従業員コンカツイベントでカップル成立した従業員が勝手に休んだので工場が困っているのだよ!!…オレがナマケモノの従業員が残した段ボール箱を折らないといけないから…』と突き放す声で言うた後、走り去って行った。
置き去りにされたアタシは、ぼんやりとした表情でひろかずの背中を見送るしか他はなかった。
あ~あ…
またひろかずを怒らせてしまった…
どうしてアタシはいつもこうなってしまうのかなぁ…
アタシは、大きくため息をついたあとぼんやりとした表情を浮かべていた。
ひろかずは、6月23日に里帆さんを紹介されて以降、一度も里帆さんと会う機会を作らずに放置していました。
アタシは、9月にダンナが帰国してくる時が刻々と迫ってくるにつれて、あせりばかりが目立つようになっていたので、ひろかずに対して早く里帆さんと結婚してほしいとせかしていた。
ひろかずは『どうしてそんなにせかすのだよ!!』と言うて怒ってばかりいたので、アタシは『時間がないのよ!!あせってよ!!』と言い返していた。
困ったわ…
ひろかずは一体なにがイヤなのかしら…
もしかしたら、近所の家の息子さんと里帆さんをムリヤリ別れさせたことが原因で…
ひろかずは、怒りを高めてしまったみたいね…
もう、ダメね…
ひろかずは…
やっぱり結婚すること自体がイヤだから…
里帆さんと別れさせよう…
アタシは、ひろかずは最初から里帆さんのことがキライだったと決めつけて、里帆さんと別れさせることにした…
同時に、里帆さんの家のおやごさんに対してきちんとした形でおわびをしようと思っていた。
しかし、その前に3人で今後のことを話し合いたいと想っていたので『7月27日にワールドプラザの近くにありますガスト(ファミレス)で3人で話し合いたいからお願いします。』と里帆さんの親御さんに電話でお願いをした。
時は、7月27日の夕方頃のことであった。
場所は、ワールドプラザの近くにありますガストの店内にて…
アタシとひろかずと里帆さんの3人は、晩ごはんを食べる前に今後どのようにして行きたいのかを話し合っていた。
ひろかずは、里帆さんとお付き合いを続けてゆくことがイヤだというていた。
アタシは、里帆さんに今後どのようにして生きて行きたいのかをきいてみた。
里帆さんは、ひろかずとお付き合いして行くことがしんどくなっていた…いいえ、結婚以外の生き方の方がいいと言うていたのでひろかずとお付き合いすることをやめると言うていた。
どうせお付き合いをやめるのだったら、せめて最後に2人でよーく話し合いをした方がいい…
アタシは、レストランに2人を残したあとそのまま外へ出て行った。
アタシはこのあと、ガストから産業道路沿いを歩いて家に帰宅をした。
時は深夜11時半過ぎのことであった。
マンションの一室にて…
アタシは、ダイニングテーブルのイスに座って、ひろかずの帰りをじっと待っていた。
その時に、ひろかずが帰宅をした。
「ただいま。」
「お帰り…」
アタシは、ひと間隔置いてからひろかずに言うた。
「どうするの?」
「どうするって…」
「里帆さんとお付き合い…やめるのね。」
「ああ…里帆さんと大ゲンカをして別れたよ…」
「大ゲンカをして別れた…」
「里帆さんは…結婚よりも…マクドのバイトでためたおカネを使って…ヨーロッパ1周の旅がしたいので…結婚考えられないと言うた…だから、里帆さんを怒鳴り付けた…そしたら…泣き出した…」
「ひろかず…」
ひろかずは、アタシに里帆さんと別れた理由を話し終えたあと、アタシに愛のコクハクを伝えた。
「オレ…ほんとうは…充希のことが…好きなんだよ…充希のことが好きだから…里帆さんと別れた!!」
ひろかずから愛のコクハクを聞いたアタシは、ひろかずに抱きついた後、ワーッと泣いていた。
しばらくして、アタシはひろかずに今まで言えなかった想いを伝えました。
「ひろかず…好き…好きなの…充希…ひろかずのことが…好きなの…」
「充希…」
「ごめんね…ごめんね…ひろかずごめんね…」
「充希…」
「ごめんね…ひろかずの気持ちを分かってあげることができなくて…ごめんね…充希…充希…」
ひろかずは、アタシの髪の毛をなでながらアタシへの想いを伝えていた。
「オレ…今まで…言えなかった…とうさんから…充希を奪い取る…とうさんから…充希を奪い取る…オレ…充希しか…いないのだよ…好きだよ…好きだよ充希…充希…」
「ひろかず…愛してる…愛してる…とうさんから…奪い取って…とうさんから…充希の身体と…心を奪い取って…」
「充希…」
(ギュウ…)
ひろかずは、アタシの身体を押さえつけるように抱きしめたあと、激しいキスでアタシのくちびるを押さえつけていた。
ああ…
苦しい…
苦しい…
苦しい…
あっ…
アタシ…
アタシ…
……………
アタシ・充希(41歳)とひろかずは、実の母子なのにカレシカノジョの関係を続けていた。
ハロウィン・クリスマス・ヴァレンタイン…
…………と2人の想い出のメモリーをたくさん作った。
しかし、5月に入った辺りからアタシの気持ちがしんどくなっていた。
ひろかずは23歳になっていたけど、ひろかずの身丈に合うカノジョはまだいなかった。
アタシは、ひろかずとカレシカノジョの関係を続けて行くことが物理的にしんどくなっていたので、もとの母子関係に戻すべきだと想っていた。
そのようにしなければならない理由は、他にもあった。
ダンナ(46歳)が8月いっぱいで海外長期出張を終えて帰国と同時に、勤務している会社をやめて、秋からは時間にユウヅウがきく職場へ転職することが決まっていた。
ダンナが帰ってくる前に、ひろかずにカノジョ…いいえ、もう結婚させることを決めたのでアタシはあせっていた。
ダンナが帰国するまでの3ヶ月の間に…
急がないと…
ダンナが帰国するまでの間に…
どうにかしないと…
3ヶ月以内に…
ひろかずにふさわしいお嫁さんを見つけないと…
もう、時間がないのよ…
ひろかず…
カノジョ作って…
ううん…
お嫁さんもらってよ…
しかし、当のひろかず本人は自身の結婚については『考えていない。』とか『早すぎるよ。』などと言うて一方的さえぎっていた…
でも、アタシとしてはひろかずにお嫁さんをもらってほしいと思っていたので、気持ちのあせりがさらに高まっていた…
困ったわ…
どうしよう…
このままだと…
ひろかずはダメになってしまうわ…
この前も、その前の時も工場の未婚の従業員さんたちとおちいま(農協)の女子職員さんとのコンカツイベントがあったので、近所の奥さまにお願いをして申し込んであげたのに…
ひろかずは、ぜーんぶけとばしてしまった…
申し込んでは断り、申し込んでは断り…
いつになれば、ひろかずが結婚に向くのかしら…
アタシは、ひろかずはOLさんと恋愛をすること自体がイヤだと想っていたので、OLさん以外の女性にしぼって選ぶことにした。
そこで、親同士のコンカツイベントへ行って家事手伝いの女性の情報をいただいて来た。
しかし、ひろかずは親同士のお見合いもイヤだと言うて突き返した。
それじゃ、どうしたいのよ…
このままだと、一生独身で通すことになってしまうわよ…
アタシがひろかずにそのように言うた時、ひろかずが急に怒り出したので、話し合いがこじれてしまった。
話し合いがこじれてしまったので、アタシはひろかずにはお嫁さんは必要ないと決めつけてあきらめた。
話は、6月15日のことであった。
ところ変わって、東村にありますワールドプラザにて…
この日は、毎年父の日恒例の梅酒まつりが開催されていた。
その時に、梅酒でむすぶ縁結びのコンカツイベントが行われていた。
コンカツイベントには、うちの近所の奥さまの息子さん(30歳)が参加をして、マクドで働いている里帆さん(24歳)とお会いして、楽しい時間を過ごしていた。
おふたりの愛称があったので、カップルが成立したけど、アタシはそこでリフジンなことをしてしまった。
アタシは、近所の奥さまの息子さんに『息子のために里帆さんと別れてください。』とお願いをした。
近所の家の息子さんは、それを聞いてものすごくイヤがっていた。
アタシは、息子さんにリフジンなことをしてしまったと思っていた…
けれど、ひろかずにお嫁さんが来なくなったらどうしようどうしようとあせっていたので、必死になって息子さんを説得していた…
アタシは『もう少しお給料が自由につかえる方がいいのじゃないかな~結婚したらお給料が自由につかえなくなるわよ。』と息子さんに言うた。
そしたら息子さんは『分かりました。』と言うてアタシの要求に応じた…
息子さんは、ひろかずのために里帆さんとつき合うことをやめてしまいました。
時は6月23日の昼過ぎのことであった…
ところ変わって、アタシとひろかずが暮らしているマンションの一室にて…
この時、近所の家の息子さんがイヤそうな表情で里帆さんを連れてきた。
その後、近所の息子さんは部屋から出るときに玄関の戸を強烈な力を込めてバーンとしめたあと、ドアにけりを入れた…
息子さんが『バカひろかず!!死ねや!!』とさけんでいたので、アタシはものすごく気まずい表情になっていた。
どうしよう…
近所の家の息子さんを怒らせてしまった…
やっぱりやめた方がよかったかもしれないわ…
アタシはこの時、ひろかずにお嫁さんは無理かもしれないと想ってやめるべきかどうかと迷い続けていた。
ひろかず自身も『こんなリフジンなことをしてまで嫁さんをもらいたくない。』と想っていたのでしんどい表情を浮かべていた。
里帆さんも『結婚以外の生き方に替えたいのですが…』と言いそうになっていたので、雰囲気がひどくよどんでいた。
困ったわ…
どうしよう…
アタシは、イヤそうな表情でひろかずに里帆さんを紹介した。
「ひろかず…紹介するわ…里帆さんよ。」
アタシは、しんどそうな声でひろかずに里帆さんを紹介した。
里帆さんはうつむいた表情で自己紹介をしていたし、ひろかずもものすごくしんどい表情で自己紹介をしていた。
アタシは、里帆さんとひろかずを部屋に残したあと外へ行った。
ところ変わって、蒼社川の河口付近にある公園にて…
河口は、満潮時間になっていたのであたり一面が海水で満ちて、海に変わっていた。
この時アタシは、近所の家の息子さんにリフジンなことをしたので、どのようにしてわびればいいのか分からずにコンワクしていた。
やっぱり…
ひろかずは…
結婚することは…
最初からできないようになっていたのよ…
里帆さんも…
うつむいた表情で話をしていたみたいだし…
ひろかずも…
『オレはイヤなんだけど…』と言う表情を浮かべていた…
やっぱり、結婚やめさせよう…
このままだと…
8月いっぱいまでに間に合わなくなるのは確実よね…
もういいわ…
ダンナと離婚しよう…
そうするより…
他はないわ…
時は流れて…7月17日頃のことであった。
アタシは、正午頃にお弁当を持ってひろかずが勤務している職場の近くにあります公園へ行った。
アタシが到着してから2分後にひろかずがやって来たので一緒にお弁当を食べていた。
その時にアタシは、ひろかずに里帆さんとあっているのかなぁときいてみようと思っていた。
しかし…
アタシは、ひろかずに里帆さんのことをたずねること自体がこわかったので言いだすことができずに困っていた。
言えない…
言えないわ…
ひろかずに里帆さんとあっているのかなぁなんて言うことできないわよ…
アタシが言うたら…
ひろかずが怒るかもしれない…
アタシはこわくてドキドキとしていたけど、ひろかずに思い切って聞いてみた。
「ねえひろかず。」
「なんだよぉ…」
「あれからなんだけど…里帆さんと…あっているのかなぁ…」
「えっ?」
「えっ、じゃないでしょ…里帆さんとあう時間を作っているのかなってきいているのに返事してよ!!」
アタシがとがった声でいうたので、ひろかずはひねくれた声で『会っていない…』と答えた。
「会っていないって…」
「ああ…そうだよ…」
「どうして会おうとしないのよぉ?」
「イヤなんや。」
「イヤって…30分でもいいから、会う時間くらい作ったらどうなのよぉ。」
「30分でもイヤや!!」
「困ったわねぇ…」
ひろかずは、お弁当を食べる手を止めてからアタシにこう言うた。
「かあさん…オレ…正直言うて、あんな形で結婚相手と出会うことはイヤなんだけど…」
「わかっているわよ…かあさんだってあんなリフジンなことをしたくはなかったわよ。」
「だったら、どうしてあんなリフジンなことをしたのだよ…オレ、近所の家の息子さんからきついイカクを受けるようになってしまったのだよ!!」
ひろかずの言葉に対して、アタシはものすごくしんどい表情でひろかずに言うた。
「だって…ひろかずがどのようにしたいのかを言うてくれないからかあさんは困っていたのよ。」
「かあさん!!かあさんは近所の家の息子さんに悪いことをしたと想っていないのかよ!!」
ひろかずからの問いに対して、アタシはものすごくしんどい表情で答えた。
「近所の家の息子さんにもうしわけないことをしたと想っているわよぉ…だけど…かあさんはあせっているのよ。」
「あせっているのよって…かあさんはどういうふうにあせっていると言うのだよぉ。」
「ひろかずはなーんにも知らないのね…9月になったらとうさんが海外長期出張を終えて家に帰ってくるのよ…家に帰ってきたあとは、家から職場へ通うことになるのよ。」
「それで?」
「ひろかず…かあさんはそれまでの間にひろかずにカノジョを作ってほしいからあせっているのよ…わかっているのかしら!!」
アタシの言葉を聞いたひろかずは、思い切りキレてしまったのでせっかく作ったお弁当を地面にたたきつけてつぶしてしまった。
お弁当をわやにされたアタシは、ひろかずに怒りをぶつけてしまった。
「ちょっと!!なんてことをするのよ!!せっかく作ったお弁当なのにどうしてひっくり返したりするのよ!!」
「かあさん!!かあさんはなにをそんなにあせっているのだよ!!なんだかんだ言うて、ぼくのことよりもとうさんの方が好きなんだ!!ぼくのことはもうキライになったと言いたいのだね!!」
ひろかずは、アタシにこう言うた後に『オレ…きょうは残業だから…この間の従業員コンカツイベントでカップル成立した従業員が勝手に休んだので工場が困っているのだよ!!…オレがナマケモノの従業員が残した段ボール箱を折らないといけないから…』と突き放す声で言うた後、走り去って行った。
置き去りにされたアタシは、ぼんやりとした表情でひろかずの背中を見送るしか他はなかった。
あ~あ…
またひろかずを怒らせてしまった…
どうしてアタシはいつもこうなってしまうのかなぁ…
アタシは、大きくため息をついたあとぼんやりとした表情を浮かべていた。
ひろかずは、6月23日に里帆さんを紹介されて以降、一度も里帆さんと会う機会を作らずに放置していました。
アタシは、9月にダンナが帰国してくる時が刻々と迫ってくるにつれて、あせりばかりが目立つようになっていたので、ひろかずに対して早く里帆さんと結婚してほしいとせかしていた。
ひろかずは『どうしてそんなにせかすのだよ!!』と言うて怒ってばかりいたので、アタシは『時間がないのよ!!あせってよ!!』と言い返していた。
困ったわ…
ひろかずは一体なにがイヤなのかしら…
もしかしたら、近所の家の息子さんと里帆さんをムリヤリ別れさせたことが原因で…
ひろかずは、怒りを高めてしまったみたいね…
もう、ダメね…
ひろかずは…
やっぱり結婚すること自体がイヤだから…
里帆さんと別れさせよう…
アタシは、ひろかずは最初から里帆さんのことがキライだったと決めつけて、里帆さんと別れさせることにした…
同時に、里帆さんの家のおやごさんに対してきちんとした形でおわびをしようと思っていた。
しかし、その前に3人で今後のことを話し合いたいと想っていたので『7月27日にワールドプラザの近くにありますガスト(ファミレス)で3人で話し合いたいからお願いします。』と里帆さんの親御さんに電話でお願いをした。
時は、7月27日の夕方頃のことであった。
場所は、ワールドプラザの近くにありますガストの店内にて…
アタシとひろかずと里帆さんの3人は、晩ごはんを食べる前に今後どのようにして行きたいのかを話し合っていた。
ひろかずは、里帆さんとお付き合いを続けてゆくことがイヤだというていた。
アタシは、里帆さんに今後どのようにして生きて行きたいのかをきいてみた。
里帆さんは、ひろかずとお付き合いして行くことがしんどくなっていた…いいえ、結婚以外の生き方の方がいいと言うていたのでひろかずとお付き合いすることをやめると言うていた。
どうせお付き合いをやめるのだったら、せめて最後に2人でよーく話し合いをした方がいい…
アタシは、レストランに2人を残したあとそのまま外へ出て行った。
アタシはこのあと、ガストから産業道路沿いを歩いて家に帰宅をした。
時は深夜11時半過ぎのことであった。
マンションの一室にて…
アタシは、ダイニングテーブルのイスに座って、ひろかずの帰りをじっと待っていた。
その時に、ひろかずが帰宅をした。
「ただいま。」
「お帰り…」
アタシは、ひと間隔置いてからひろかずに言うた。
「どうするの?」
「どうするって…」
「里帆さんとお付き合い…やめるのね。」
「ああ…里帆さんと大ゲンカをして別れたよ…」
「大ゲンカをして別れた…」
「里帆さんは…結婚よりも…マクドのバイトでためたおカネを使って…ヨーロッパ1周の旅がしたいので…結婚考えられないと言うた…だから、里帆さんを怒鳴り付けた…そしたら…泣き出した…」
「ひろかず…」
ひろかずは、アタシに里帆さんと別れた理由を話し終えたあと、アタシに愛のコクハクを伝えた。
「オレ…ほんとうは…充希のことが…好きなんだよ…充希のことが好きだから…里帆さんと別れた!!」
ひろかずから愛のコクハクを聞いたアタシは、ひろかずに抱きついた後、ワーッと泣いていた。
しばらくして、アタシはひろかずに今まで言えなかった想いを伝えました。
「ひろかず…好き…好きなの…充希…ひろかずのことが…好きなの…」
「充希…」
「ごめんね…ごめんね…ひろかずごめんね…」
「充希…」
「ごめんね…ひろかずの気持ちを分かってあげることができなくて…ごめんね…充希…充希…」
ひろかずは、アタシの髪の毛をなでながらアタシへの想いを伝えていた。
「オレ…今まで…言えなかった…とうさんから…充希を奪い取る…とうさんから…充希を奪い取る…オレ…充希しか…いないのだよ…好きだよ…好きだよ充希…充希…」
「ひろかず…愛してる…愛してる…とうさんから…奪い取って…とうさんから…充希の身体と…心を奪い取って…」
「充希…」
(ギュウ…)
ひろかずは、アタシの身体を押さえつけるように抱きしめたあと、激しいキスでアタシのくちびるを押さえつけていた。
ああ…
苦しい…
苦しい…
苦しい…
あっ…
アタシ…
アタシ…
……………