三日間の幸福
南小学校は歩いて10分くらいのところにあった。
やっぱり結構な人が集まっている。

みんなそれぞれ寝転がったり、体育座りをしていたり。

暖房もついてはいるけど、全然暖かくない。

私は心細くもスペースを見つけて座った。

ブルーシートとか持ってくるんだった。
家にはなかったけど。

私はママに「今日は南小学校で寝ます」とだけ連絡を入れて、静かに目を閉じた。

私、何やってるんだろう。

こんなところで、一人。
寄り添ってくれる人もいない。

どうせ一人。

一人の人生を選んだのは自分だ。

自分でしっかり生きていくって決めたんだ。

目を瞑りながら考えるいろんなこと。

そしてふと頭をよぎるのは、いつだってアイツだ。
後悔はしていない。

していないはずなのに。

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