金魚占い ○°・。君だけ専用・。○.
頭に巻いていたタオルを力任せに引っ張ると…ゴールドに近い前髪が、彼の目力にオブラートをかけるようにパラパラと零れる。
やっぱり…すごく色気のあるキレイな男の子。
「あの……私に、何か…?」
「 いやっ。ごめん、別に。
ちょっと気になって……色々…。」
「 ??色々……?」
「 あっあ〜〜。制服っ!!
俺も、渚高だったからっ……。」
彼は、慌てて照れ隠しに話題を無理やり探しているようだった。
やっぱり…可愛い…
「 そうなの…。」
「 2年の時に、辞めちゃったけど。」
「 2年の時……?」
「 うん。もう、2年も前の事だよ。」
「 ……先輩…だ。(笑)」
「(笑)そう? 一応…?!」
そう言って笑うと、彼は仕事を気にしつつ現場の古い廃墟の旅館に振り返る。
「 じゃっ。」
私はドギマギしながらも…先輩だという事に少し安心して軽く頭を下げた。
「 …じぁっ…。」
「 卒業、 ちゃんとしろよっ。」
ドキっとした。
辞めようかと思っていたから……2学期、全く学校へ行く気がなかったから。
彼は、そう言うと両手をポケットに突っ込んだまま…小走りに仕事の現場へ戻って行った。
やっぱり…すごく色気のあるキレイな男の子。
「あの……私に、何か…?」
「 いやっ。ごめん、別に。
ちょっと気になって……色々…。」
「 ??色々……?」
「 あっあ〜〜。制服っ!!
俺も、渚高だったからっ……。」
彼は、慌てて照れ隠しに話題を無理やり探しているようだった。
やっぱり…可愛い…
「 そうなの…。」
「 2年の時に、辞めちゃったけど。」
「 2年の時……?」
「 うん。もう、2年も前の事だよ。」
「 ……先輩…だ。(笑)」
「(笑)そう? 一応…?!」
そう言って笑うと、彼は仕事を気にしつつ現場の古い廃墟の旅館に振り返る。
「 じゃっ。」
私はドギマギしながらも…先輩だという事に少し安心して軽く頭を下げた。
「 …じぁっ…。」
「 卒業、 ちゃんとしろよっ。」
ドキっとした。
辞めようかと思っていたから……2学期、全く学校へ行く気がなかったから。
彼は、そう言うと両手をポケットに突っ込んだまま…小走りに仕事の現場へ戻って行った。