青いスカートに着替えたら


はじめての恋。はじめての彼氏。
はじめてのキス。はじめての……

あんな最低な奴のために涙を流すなんてもったいない。

でも、涙が溢れてくる……


「由莉。美味しいもの食べに行こ!」

「ねぇ、遠出してみない?」

「由莉が観たいって言ってた映画観に行こうよ」

暗闇にいた私を救ってくれたのは、大切な親友だった。

忘れられるように、
楽しい場所に連れて行ってくれて、美味しいものをたくさん食べて、段々と元の生活に戻れるようになっていった。

「小春。ありがとう」
「当たり前じゃん! 私は由莉の親友だからねっ!」
< 4 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop