神様なんて、いるはずない!!
私は二週間前からこの部屋から出ていない。いわゆる引きこもりというやつだ。

もう月も太陽も無視して眠りたい。生まれてきたことの意味がわからない。どうせ私が生まれてきたことなんて、奇跡じゃなくて偶然なんだからーーー。



私は中学二年生。お母さんは教師で、お父さんは弁護士で、社会人のお兄ちゃんは有名な銀行に勤めている。

親族にもエリートが多い中、私は普通の成績。頑張っても期待に応えることができない。そのせいで、私の家での居場所は自分の部屋だけだ。

それでも、家族に認めてほしくて頑張ってきた。本当はやりたくなかったけど学級委員長に立候補して、友達と遊ぶことよりも勉強を優先した。その結果、私に訪れたのは孤立だった。

「ガリ勉ってキモ!!」

「引くわ〜!!」

「なんか偉そう!!」

そんな風に悪口を言われ、クラスで決め事をすることになっても私の指示に従わなくなった。でも、嫌がらせに負けるわけにはいかないと頑張ってきた。
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