卒業まで100日、…君を好きになった。
*
いまだかつて、こんなに自分のダメさを痛感したことはない。
本当にダメだ。
ダメダメだ。
「わたしなんか一生免許とれるわけない……!」
今日技能で車に乗った。
最低だった。
初回でもないのに最初から最後までパニックで、頭が真っ白で、助手席の教官も顔を青くしてたくらいだ。
「何かの間違いで免許とれちゃった日には、世の皆さまの迷惑になる……」
「そんな大げさな」
横で平くんがあきれたように笑うので、ちょっとムッとして唇をとがらせる。
笑いごとじゃないのに。
本気でそう思うのに。
「平くんもわたしの隣りに乗ってみればわかるよ!」
「いや、俺も練習中だし。だいたい、世の皆さまの迷惑にならないように、いま自学に通ってるんじゃないの」
いまだかつて、こんなに自分のダメさを痛感したことはない。
本当にダメだ。
ダメダメだ。
「わたしなんか一生免許とれるわけない……!」
今日技能で車に乗った。
最低だった。
初回でもないのに最初から最後までパニックで、頭が真っ白で、助手席の教官も顔を青くしてたくらいだ。
「何かの間違いで免許とれちゃった日には、世の皆さまの迷惑になる……」
「そんな大げさな」
横で平くんがあきれたように笑うので、ちょっとムッとして唇をとがらせる。
笑いごとじゃないのに。
本気でそう思うのに。
「平くんもわたしの隣りに乗ってみればわかるよ!」
「いや、俺も練習中だし。だいたい、世の皆さまの迷惑にならないように、いま自学に通ってるんじゃないの」