卒業まで100日、…君を好きになった。
*
「お、おじゃましま~す……あわっ」
「……何やってるの、春川さん」
靴を脱ぐのにひっくり返りそうになったわたしを、平くんがちょっと呆れたような目で見てくる。
だって、緊張しすぎて足がもつれちゃったんだもん。
スカートじゃなくてよかった。
「どうぞ、上がって」
「は、はい」
先に行く平くんの背を見て、慌てて靴を脱いでたたきにそろえた。
もう、なんでこんなことに……。
まだ少し混乱しながら、平くんを追いかける。
ここは高層マンションの1室。
平くんが住むおうちだ。
ほのかにラベンダーが香る玄関はとても広くて、シュークローゼットがめちゃくちゃ大きい。
一戸建てだけど玄関の狭い我が家より、ずっと立派でびっくりした。
「お、おじゃましま~す……あわっ」
「……何やってるの、春川さん」
靴を脱ぐのにひっくり返りそうになったわたしを、平くんがちょっと呆れたような目で見てくる。
だって、緊張しすぎて足がもつれちゃったんだもん。
スカートじゃなくてよかった。
「どうぞ、上がって」
「は、はい」
先に行く平くんの背を見て、慌てて靴を脱いでたたきにそろえた。
もう、なんでこんなことに……。
まだ少し混乱しながら、平くんを追いかける。
ここは高層マンションの1室。
平くんが住むおうちだ。
ほのかにラベンダーが香る玄関はとても広くて、シュークローゼットがめちゃくちゃ大きい。
一戸建てだけど玄関の狭い我が家より、ずっと立派でびっくりした。