卒業まで100日、…君を好きになった。
*
かくん。
自分の頭が揺れたことで目がさめた。
お味噌汁からたちのぼる白い湯気。
それを見ていたら、いつの間にか寝そうになっていた。
「唯。朝ごはん食べながら寝ないでよ。本当に寝意地がはってるんだから」
「ふあい」
返事があくび混じりになっちゃった。
あきれたように笑うお母さん。
隣りには黙々と焼き魚を食べる弟の拓。
わたしの向かいはお父さんの席だけど、もう仕事に行っていない。
これがいつもの、我が家の朝の風景だ。
「今日でテスト、最後だっけ?」
「ん~……うん。さいご」
「もう。しっかりしなさいよ」
夜遅くまでテスト勉強をしてたから寝不足で眠い。
というわけじゃない。
私は常時こんな感じで、昔から人よりちょっとだけ睡眠欲が強いのだ。
かくん。
自分の頭が揺れたことで目がさめた。
お味噌汁からたちのぼる白い湯気。
それを見ていたら、いつの間にか寝そうになっていた。
「唯。朝ごはん食べながら寝ないでよ。本当に寝意地がはってるんだから」
「ふあい」
返事があくび混じりになっちゃった。
あきれたように笑うお母さん。
隣りには黙々と焼き魚を食べる弟の拓。
わたしの向かいはお父さんの席だけど、もう仕事に行っていない。
これがいつもの、我が家の朝の風景だ。
「今日でテスト、最後だっけ?」
「ん~……うん。さいご」
「もう。しっかりしなさいよ」
夜遅くまでテスト勉強をしてたから寝不足で眠い。
というわけじゃない。
私は常時こんな感じで、昔から人よりちょっとだけ睡眠欲が強いのだ。