卒業まで100日、…君を好きになった。
*
久しぶりの通学路。
わたしは同じ制服の波のなかをただようように、ふらふらと歩いていた。
今日は2月に1日だけ予定されていた一時登校日。
楽しみにしていたけど、薄暗い早朝からお父さんの仕事を手伝ってきたし、昨日の疲れもあって身体がひどくだるかった。
春の陽気だって天気予報では言ってたのに、なんだか寒気がするし。
人一倍寝意地のはったわたしだから、睡眠不足で頭もぼーっとしている。
学校はもうすぐだ。
着いたら机につっぷして少し寝よう。
そうしないと帰りまでもちそうにない。
自分を応援しながらふと前を見ると。
同じ制服の波の中に、平くんを見つけた。
そしてその横には、可憐な笑顔の木内さんがいる。
久しぶりの通学路。
わたしは同じ制服の波のなかをただようように、ふらふらと歩いていた。
今日は2月に1日だけ予定されていた一時登校日。
楽しみにしていたけど、薄暗い早朝からお父さんの仕事を手伝ってきたし、昨日の疲れもあって身体がひどくだるかった。
春の陽気だって天気予報では言ってたのに、なんだか寒気がするし。
人一倍寝意地のはったわたしだから、睡眠不足で頭もぼーっとしている。
学校はもうすぐだ。
着いたら机につっぷして少し寝よう。
そうしないと帰りまでもちそうにない。
自分を応援しながらふと前を見ると。
同じ制服の波の中に、平くんを見つけた。
そしてその横には、可憐な笑顔の木内さんがいる。