卒業まで100日、…君を好きになった。
*
次の日の朝。
学校の靴箱の前で平くんと鉢合わせた。
周りに人がいないのを確認してから、お互い口をひらく。
だって秘密の関係だから。
クラスメイトなら挨拶くらい、普通にするはずなんだけど。
「おはよう、春川さん」
「平くん。おはよう」
いつも通りに返したはずなのに、平くんはほんの少し眉をひそめた。
「体調悪いの?」
「……え? なんで?」
「なんか顔色が悪いような」
「あー、うん。ちょっと寝不足だから……」
昨日はあれから、やりきれない気持ちで割れたお皿とチーズケーキの残骸を片付けた。
お母さんにちょっと拓とケンカしたことを話したら、困ったような顔をされた。
だから大丈夫とだけ言っておいた。
ただでさえ拓に気をつかっているのに、これ以上お母さんに心配かけるのは悪いし。
次の日の朝。
学校の靴箱の前で平くんと鉢合わせた。
周りに人がいないのを確認してから、お互い口をひらく。
だって秘密の関係だから。
クラスメイトなら挨拶くらい、普通にするはずなんだけど。
「おはよう、春川さん」
「平くん。おはよう」
いつも通りに返したはずなのに、平くんはほんの少し眉をひそめた。
「体調悪いの?」
「……え? なんで?」
「なんか顔色が悪いような」
「あー、うん。ちょっと寝不足だから……」
昨日はあれから、やりきれない気持ちで割れたお皿とチーズケーキの残骸を片付けた。
お母さんにちょっと拓とケンカしたことを話したら、困ったような顔をされた。
だから大丈夫とだけ言っておいた。
ただでさえ拓に気をつかっているのに、これ以上お母さんに心配かけるのは悪いし。