年上少女のことが好きな年下少年の恋物語
4.決意。
中学校繋がるいつもの道を、鈴と瑠子は歩いていた。
結構時間かかったな。今日はゆずに会えないかー。
すると高校へ続く道から男女の笑い声が聞こえた。
まったく。今の若者は騒がしいな。
その声のする角を覗いてみると・・・・・・
「・・・・・・ゆず・・・・・・??」
「・・・あ、すーくん!!」
誰だよ。その男。
黒髪の、身長170以上は確実にある、男。
「すーくんも帰り?一緒に帰る?」
その男と、笑いあってたのか。
あぁ。やっぱり俺の考えが甘かったんだよな。
正作の言った通りだ。ゆずは確実にモテなくはないんだよな・・・。
「あ、女の子・・・!!もしかして、すーくんの彼女??可愛い!!」
「あ、いえそんな・・・!!」
なにそれ。
俺今までこんな頑張ってきたのに。俺の気持ちに気づいてくんないの。
俺が彼女にしたいのは、守りたいのはゆずなのに。なんでわかんないの。
「あ、傑くん、私の友達・・・?の、御門鈴くんだよ」
友達・・・??俺はゆずにとって、友達って部類にしか入ってないの??
「ゆずの友達・・・か。俺、すぐ・・・・・・」
ゆずってなんだよ。呼び捨てかよ。
俺と同じ呼び方、すんなよ・・・
「あ!!あの!!!!!」
瑠子が唐突に大きな声を上げる。
さっきまで俯いていた顔が起きる。
「私は佐々木瑠子です!!今日初めて御門くん喋りました!!だから、私は、これからもっと御門くんと仲良くなる予定です!!今後ともよろしくお願いします!!」
頭を勢いよく下げる。
すると、ハッと自分が何をやっているのか気づいたように、顔が真っ赤になる。
それに思わず笑ってしまう。
緊張とか、不安とかが頭の中から消えていく。
あぁ。いつも通りの俺だ。
「俺は!!御門鈴!!ゆずは今、俺の事友達って言ったけど、俺はこれから友達以上になるつもりだから!!そこんとこわかっとけよ、ゆずとそこの男!」
「・・・・・・ははっ2人とも面白い・・・!!(笑)」
「・・・あ!!そーゆーことね!!友達以上、親友・・・!!」
思わずため息がこぼれる。
ほんと、大変だ。
俺が好きになった人は、思った以上に手ごわい人だ・・・。
俺も頑張んないと。
俺の好きになった人は、誰よりも可愛くて、誰よりも優しくて、誰よりも素直だ。
一生かけても君をオトしてみせるよ。
覚悟しとけよ、ゆず─────────
結構時間かかったな。今日はゆずに会えないかー。
すると高校へ続く道から男女の笑い声が聞こえた。
まったく。今の若者は騒がしいな。
その声のする角を覗いてみると・・・・・・
「・・・・・・ゆず・・・・・・??」
「・・・あ、すーくん!!」
誰だよ。その男。
黒髪の、身長170以上は確実にある、男。
「すーくんも帰り?一緒に帰る?」
その男と、笑いあってたのか。
あぁ。やっぱり俺の考えが甘かったんだよな。
正作の言った通りだ。ゆずは確実にモテなくはないんだよな・・・。
「あ、女の子・・・!!もしかして、すーくんの彼女??可愛い!!」
「あ、いえそんな・・・!!」
なにそれ。
俺今までこんな頑張ってきたのに。俺の気持ちに気づいてくんないの。
俺が彼女にしたいのは、守りたいのはゆずなのに。なんでわかんないの。
「あ、傑くん、私の友達・・・?の、御門鈴くんだよ」
友達・・・??俺はゆずにとって、友達って部類にしか入ってないの??
「ゆずの友達・・・か。俺、すぐ・・・・・・」
ゆずってなんだよ。呼び捨てかよ。
俺と同じ呼び方、すんなよ・・・
「あ!!あの!!!!!」
瑠子が唐突に大きな声を上げる。
さっきまで俯いていた顔が起きる。
「私は佐々木瑠子です!!今日初めて御門くん喋りました!!だから、私は、これからもっと御門くんと仲良くなる予定です!!今後ともよろしくお願いします!!」
頭を勢いよく下げる。
すると、ハッと自分が何をやっているのか気づいたように、顔が真っ赤になる。
それに思わず笑ってしまう。
緊張とか、不安とかが頭の中から消えていく。
あぁ。いつも通りの俺だ。
「俺は!!御門鈴!!ゆずは今、俺の事友達って言ったけど、俺はこれから友達以上になるつもりだから!!そこんとこわかっとけよ、ゆずとそこの男!」
「・・・・・・ははっ2人とも面白い・・・!!(笑)」
「・・・あ!!そーゆーことね!!友達以上、親友・・・!!」
思わずため息がこぼれる。
ほんと、大変だ。
俺が好きになった人は、思った以上に手ごわい人だ・・・。
俺も頑張んないと。
俺の好きになった人は、誰よりも可愛くて、誰よりも優しくて、誰よりも素直だ。
一生かけても君をオトしてみせるよ。
覚悟しとけよ、ゆず─────────