年上少女のことが好きな年下少年の恋物語
時を遡ること数週間前。




2人は小中の卒業式を終えていた。




その日、公園へ散歩していた帰り道、鈴は言った。



「ねぇ。留年してよ」




ちょうど3歳違いの2人は中学校生活を共にできない年齢差だった。



ゆずが留年でもしない限り無理な話だ。




それにゆずが笑いながら言った。

「それは無理だなぁ(笑)」




それは鈴にもわかっていたがなんとも言えないこの感情をどうにかしたかった。
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