年上少女のことが好きな年下少年の恋物語
運命の1週間
1.日曜日
「───────あっ!!・・・・・・・・・っば!!」
「・・・・・・ぎゃあ!!・・・・・・うぉお・・・!!」
「うる・・・・・・せぇえ」
時計を見ると朝の九時を回っていた。
慌ただしい声で目が覚めた鈴は上半身を起こす。
その声はすぐ近くで聞こえたが、この家の誰でもない。
そう、その声の主は───────
「ゆず!!うっせーぞ!!」
「ぎゃっ!!ごめんなさい!!」
──────────
部屋着から私服に着替えた鈴は、家から隣の凪家へ向かった。
インターホンを押すと、おばさん(ゆずの母)が出てきて快く迎え入れてくれる。
それから綺麗に掃除されている廊下を進み、階段を昇る。
2階へ上がるといくつもの扉があったが、それらを通り過ぎて1番隅の部屋へ行く。
ノックをしてもどうせ気づかないのでドアノブへ手を差し伸べる。
ドア越しにも聞こえる声。
まったく。日曜だって言うのによ・・・。
ガッと勢いよく扉を開ける。
「ゆず!!うっせーぞ!!」
「ぎゃっ!!ごめんなさい!!」
そこには大きなパソコンの画面に向かい、ゲームのコントローラーを持っていたゆずだった。
「・・・・・・ぎゃあ!!・・・・・・うぉお・・・!!」
「うる・・・・・・せぇえ」
時計を見ると朝の九時を回っていた。
慌ただしい声で目が覚めた鈴は上半身を起こす。
その声はすぐ近くで聞こえたが、この家の誰でもない。
そう、その声の主は───────
「ゆず!!うっせーぞ!!」
「ぎゃっ!!ごめんなさい!!」
──────────
部屋着から私服に着替えた鈴は、家から隣の凪家へ向かった。
インターホンを押すと、おばさん(ゆずの母)が出てきて快く迎え入れてくれる。
それから綺麗に掃除されている廊下を進み、階段を昇る。
2階へ上がるといくつもの扉があったが、それらを通り過ぎて1番隅の部屋へ行く。
ノックをしてもどうせ気づかないのでドアノブへ手を差し伸べる。
ドア越しにも聞こえる声。
まったく。日曜だって言うのによ・・・。
ガッと勢いよく扉を開ける。
「ゆず!!うっせーぞ!!」
「ぎゃっ!!ごめんなさい!!」
そこには大きなパソコンの画面に向かい、ゲームのコントローラーを持っていたゆずだった。