年上少女のことが好きな年下少年の恋物語
「きっ君はほんとに・・・ゆずのっち??」


「う、うん・・・」



みんな驚いたのである。



あの昭和みたいな女子が、実は美少女であったことを。



長い黒髪。

大きなぱっちり二重の目。

薄く、紅い唇。

白い肌。



それぞれ完璧なパーツが揃えば、完璧な顔になれるのだ・・・。




「な、なんで今まであんな・・・」


「あーゆーのもいいかなって・・・」



みんな、『えーなんだそれー』って言っているような顔をした。





そして、影で男子たちが集まる。



「おい、めっちゃ可愛いぞ」


「俺一目惚れしたかも・・・・・・」


「性格も悪くないし、あんな可愛かったら文句ない・・・っ!!」



男子たちのゆずへの人気度が急急急上昇した瞬間であった。





「もうっ・・・!!ゆずのかわいいっ!!」


「ええ!?千代ちゃんの方が可愛いよ・・・!!」



千代はゆずにべったりであった。



※千代は可愛いものが大好きである。














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