年上少女のことが好きな年下少年の恋物語
あぁ・・・・・・ドキドキがまだ止まらないよ・・・




『────────俺、ゆずのこと守るから。ずっと』





きゃああああああああああああああ!!!!




守るって!!守るって!!!




「あんなこと言われたら、頭の中から離れないよ・・・・・・」




ダメだ。今日は興奮して眠れそうにない・・・






そういえば、"返事"ってなんだろう。










「ゆずのこと守るから。ずっと」




「・・・・・・え??」




そう言われ、ゆずの頭の中は混乱していた。





「・・・・・・急がなくていいから。返事はまた今度」




「・・・へ、返事って───────」





「今度、俺ん家来ない?ずっと見せたかったものがあるんだ。だからその時に」










見せたいものも気になるけど・・・




返事??傑くんの家に行った時に??なんのこと!?





私なんか傑くんに訊かれたっけ・・・!?








もう一度言おう。ゆずは天然である。故に相手の気持ちとは反した方向に考えることが多々ある。





もちろん今回も。







傑の精一杯の"コクハク"をゆずは気づかなかったのである。







ゆずを好きになる男は、図太い精神と根性が必要不可欠。







ゆずを振り向かせることが出来る人間は、この世にいるのだろうか・・・・・・







これは、天然美少女のヒロインがモテまくる物語───────





そして、恋にがんばる不器用な少年の物語────────








いつか2人の思いが通じ合える日が来ますように・・・・・・






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