年上少女のことが好きな年下少年の恋物語
じっと見られている。なんだろう。



「あたし《 鵲千代 <カササギチヨ> 》よろしくね。ゆずの。千代って呼んで」




案外普通の挨拶で少し戸惑う。



もうちょっと、『あんた、あたしらに逆らうんじゃねぇよ』とか言われるのかと




「よ、よろしく!千代・・・・・・ちゃん」





千代はニカッと笑う。



こ、これがトモダチ!!入学して初めてのトモダチ!!




千代ちゃんの笑う顔が眩しいよ・・・!!



天使みたい・・・!!




「みんなー!ゆずのすっごくいい子だよー!話してみなよ!」




千代ちゃんは・・・いや、千代様は、女神様だ・・・!!





「ほんと?喋ってみよ!」



「あ、俺も俺も〜」



「ゆずのさーん!好きな食べ物はー?」





休み時間が終わるまで、質問攻めのゆずだった。



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