年上少女のことが好きな年下少年の恋物語

放課後




「あ!ゆずの!」




下駄箱で千代ちゃんと会った。



「一緒に帰ろ!帰りの方向一緒だよね?」



「う、うん!」




高校での初めての友達と一緒に帰るって!!私青春してるじゃん・・・!!←青春真っ只中の高校生です




「あ!俺も俺も〜!一緒に帰ろーぜ」




それは斜め前の席の《 七鳳桜賀<ナトリオウガ> 》くんだ。ノリが良く、頭も良いらしい。





「えぇ、ゆずのと2人で帰ろうと思ったのにぃ」




「まぁいいじゃんいいじゃん?俺も家同じ方向だしよ」




「あんた、男に嫌われてんの〜?(笑)」




「ちげーよ!なんかみんな部活動見学だとよ。まったく、若人たちよ・・・」←いや君何歳??




2人は幼稚園からの幼なじみで腐れ縁だという。
クラスも今まで全部一緒だったとか・・・すごい。




いいなぁ。幼馴染って。そーゆーの憧れる~!!



けどこの2人は見たところ仲良しの親友って感じだなぁ。




2人とも好き同士って感じじゃないかな。



気になるから今度聞いてみよ。



「ゆずのっちー!早く早くー!」



「あ、うん!!」






ゆずのっちとちよぽんとおうりん←(桜賀風)は校門を出る。





まだ桜が咲いている─────────






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