一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
昼食の後も製図に集中した。

15時に再度、15分の休憩が入り、定時終業の18時になった。

「流川さん、今日は初日だし定時で上がって」

声をかけてくれたのは、やはり中武主任だった。

海音はまだ、図面に集中している。

「こら、海音、新人の時間管理もお前の仕事だろ?しっかりしろよ」

中武主任の言葉に、再度ハッとした海音はバツが悪そうに肩をすくめて

「すみません」

と言った。

゛そうか、この人は時間管理が苦手なんだ゛

相棒のフォローをするのがバディ制度だ。

「中武主任、今後はバディとして、私が時間管理をします」

萌音の言葉に、驚いた中武と海音が苦笑する。

「よろしく頼むよ」

中武主任の言葉に萌音は力強く頷いた。
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