一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「もう今日は上がっていいよ。森田さんのデスクとチェストのデザインは俺から建設課の杉田に渡しておく」
中武主任とのバディは気を遣わなくて楽だった。
痒いところに手が届くというか、主任だけあって良く周りのことをみていてフォローのタイミングが絶妙だった。
長期間のバディではないから、中武の契約先には萌音は行かないことになった。
設計課内の先輩方が依頼を受けた設計やデザインのフォロー。
インテリアやエクステリアに関する相談等が萌音の現在の課題だ。
「今日はありがとうございました。明日もよろしくお願いします」
萌音が立ち上がるのを待ちかねたように、海音が自席を立つのが視界の端に見えた。
しかし、それを遮るように
「萌音ちゃん、今日こそはしのぶちゃんと私の3人で女子会よ。嫌とは言わせないからね」
道端桜の大きな声と共に、萌音はあっという間に会社の外に連れ出されていた。
「用事はなかったわよね?」
「ここまで連れてきておいて今それを聞きますか?」
萌音は苦笑しながら、強引ながらも憎めない桜を見つめた。
「金曜日までは海音がべったりだったじゃない?ようやくゆっくりと話すチャンスができたんだもの。逃さないわ」
「私も流川さんと飲みたい。それに桜さんはとても博識だから、仕事以外のことも相談するといいよ」
と、しのぶの後押しもあり、萌音はゆっくりと頷いて二人の後に続き居酒屋に入った。
中武主任とのバディは気を遣わなくて楽だった。
痒いところに手が届くというか、主任だけあって良く周りのことをみていてフォローのタイミングが絶妙だった。
長期間のバディではないから、中武の契約先には萌音は行かないことになった。
設計課内の先輩方が依頼を受けた設計やデザインのフォロー。
インテリアやエクステリアに関する相談等が萌音の現在の課題だ。
「今日はありがとうございました。明日もよろしくお願いします」
萌音が立ち上がるのを待ちかねたように、海音が自席を立つのが視界の端に見えた。
しかし、それを遮るように
「萌音ちゃん、今日こそはしのぶちゃんと私の3人で女子会よ。嫌とは言わせないからね」
道端桜の大きな声と共に、萌音はあっという間に会社の外に連れ出されていた。
「用事はなかったわよね?」
「ここまで連れてきておいて今それを聞きますか?」
萌音は苦笑しながら、強引ながらも憎めない桜を見つめた。
「金曜日までは海音がべったりだったじゃない?ようやくゆっくりと話すチャンスができたんだもの。逃さないわ」
「私も流川さんと飲みたい。それに桜さんはとても博識だから、仕事以外のことも相談するといいよ」
と、しのぶの後押しもあり、萌音はゆっくりと頷いて二人の後に続き居酒屋に入った。