一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「納得してくれた二人は、佐和田が目を覚ますまで側についていてくれると言った。佐和田産業の社長秘書にも迎えに来るように伝えていたから、俺はそのまま佐和田を二人に任せて社に戻った」
「でも、佐和田さんは本社まで海音さんを追いかけてきたわ。弁護士さんは彼女を警察につき出しましょうとは言わなかったの?」
萌音が尋ねると
「あいつも俺に気づかれないと思ったんだろうな。戸棚にあいつのスマホが録画状態で隠されているのが見えてた。俺はそれも逆手にとって利用しようと思ってる」
案の定、佐和田は、本社に海音を訪ねてきた。
そしてあろうことか、偶然鉢合わせた風太郎に、海音が佐和田を押し倒しているように見えるショットや、二人が仲良くホテルに入る様子等を都合よく切り取り、書類と一緒に同封して渡してきたのだ。
「頸動脈を同時に押さえられるとしばらく頭がクラクラするんだ。帰社してきた時にちゃんと説明してやれなくてごめんな。不安だっただろう?」
事の詳細を聞けば、海音は被害者で何も悪くはなかった。
柔道5段という佐和田にも驚いたが、あっという間に寝技に持ち込まれ、三角絞めされた海音の痴態?に目を奪われた。
つい、笑ってしまったが、やり方を間違えれば死に至るかもしれない危険な技。
用意周到な海音が無事で良かった。
だが、正直、ここまでされるとは思っても見なかっただろう。
男性とはいえ、好き勝手にされて不安で不愉快だったに違いない。
萌音は、海音をギュッと抱き締めると
「疑ってごめんね」
と心から謝罪した。
「でも、佐和田さんは本社まで海音さんを追いかけてきたわ。弁護士さんは彼女を警察につき出しましょうとは言わなかったの?」
萌音が尋ねると
「あいつも俺に気づかれないと思ったんだろうな。戸棚にあいつのスマホが録画状態で隠されているのが見えてた。俺はそれも逆手にとって利用しようと思ってる」
案の定、佐和田は、本社に海音を訪ねてきた。
そしてあろうことか、偶然鉢合わせた風太郎に、海音が佐和田を押し倒しているように見えるショットや、二人が仲良くホテルに入る様子等を都合よく切り取り、書類と一緒に同封して渡してきたのだ。
「頸動脈を同時に押さえられるとしばらく頭がクラクラするんだ。帰社してきた時にちゃんと説明してやれなくてごめんな。不安だっただろう?」
事の詳細を聞けば、海音は被害者で何も悪くはなかった。
柔道5段という佐和田にも驚いたが、あっという間に寝技に持ち込まれ、三角絞めされた海音の痴態?に目を奪われた。
つい、笑ってしまったが、やり方を間違えれば死に至るかもしれない危険な技。
用意周到な海音が無事で良かった。
だが、正直、ここまでされるとは思っても見なかっただろう。
男性とはいえ、好き勝手にされて不安で不愉快だったに違いない。
萌音は、海音をギュッと抱き締めると
「疑ってごめんね」
と心から謝罪した。