一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
どうしてもと、誘われて参加した高等部の同窓会。
佐和田に狙われるという、いらぬお土産をもらったが、進学校の特進科を卒業した友人たちは皆、学歴はおろか就職先も立派な者が多かった。
その中には弁護士になった者もいた。
『最近はみんなスマホやICレコーダーを持ち歩いているだろう?迂闊なことは言えないが、弁護側にとってみれば、それらは凶器になったり、盾になったりする』
最近の事件や裁判事情。
個人情報保護の観点から、詳しいことは語れないと彼は言ったが、盗聴や盗撮を利用した犯罪、ひいてはそれらを逆手にとった反撃の仕方など、ためになることもたくさん教わった。
『俺の親父の会社にも誰か優秀な顧問弁護士を紹介してくれないか?』
彼の話に感動した海音は、酔いに任せてそんなことを頼んでいた。
しかし、個人専門の弁護士である彼は、今でも手一杯なので企業弁護士はできないと言った。
『俺の大学の同期に、山崎legal officeの夢谷っていう女性弁護士がいるんだ。元々は女性専門弁護士だったけど、最近はHotel bloomingの顧問弁護士をやってるらしいぞ。まあ、婚約者のために引き受けたった話だから他の会社の顧問弁護士は引き受けないだろうけど。お前の彼女が困ったときには相談してみるといい」
まだ萌音とは付き合ってもいなかったが、彼女の弁護をお願いする機会なんて想像したくもない。
だが、後日、彼が話していた夢谷弁護士と、Hotel bloomingで対面することになるなど、その時の海音は想像してもいなかった。
佐和田に狙われるという、いらぬお土産をもらったが、進学校の特進科を卒業した友人たちは皆、学歴はおろか就職先も立派な者が多かった。
その中には弁護士になった者もいた。
『最近はみんなスマホやICレコーダーを持ち歩いているだろう?迂闊なことは言えないが、弁護側にとってみれば、それらは凶器になったり、盾になったりする』
最近の事件や裁判事情。
個人情報保護の観点から、詳しいことは語れないと彼は言ったが、盗聴や盗撮を利用した犯罪、ひいてはそれらを逆手にとった反撃の仕方など、ためになることもたくさん教わった。
『俺の親父の会社にも誰か優秀な顧問弁護士を紹介してくれないか?』
彼の話に感動した海音は、酔いに任せてそんなことを頼んでいた。
しかし、個人専門の弁護士である彼は、今でも手一杯なので企業弁護士はできないと言った。
『俺の大学の同期に、山崎legal officeの夢谷っていう女性弁護士がいるんだ。元々は女性専門弁護士だったけど、最近はHotel bloomingの顧問弁護士をやってるらしいぞ。まあ、婚約者のために引き受けたった話だから他の会社の顧問弁護士は引き受けないだろうけど。お前の彼女が困ったときには相談してみるといい」
まだ萌音とは付き合ってもいなかったが、彼女の弁護をお願いする機会なんて想像したくもない。
だが、後日、彼が話していた夢谷弁護士と、Hotel bloomingで対面することになるなど、その時の海音は想像してもいなかった。