一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「じゃあ、社内を案内するから」
海音は、無愛想な表情とは裏腹に、親切に社内のことを教えてくれた。
『わ、話してる沢山さん、初めて見た。やっぱりカッコいい』
行く先々でキラキラした視線と、妬みや嫉妬にまみれた視線、こそこそと二人のことを噂する様子が感じ取れた。
これも隣にたつ海音のせいに違いないが、萌音は基本、自分に関係ない人には興味はないので受け流すことが出来る。
堂々とイケメンの隣を歩く、大型新人・美少女風の萌音にも男性の視線が集まっているとは知ろうともしていなかった。
休憩コーナーの自動販売機に差し掛かったとき、海音は小銭を投入し、飲み物を二本買うと、そのうちの一本を萌音に差し出してくれた。
「あ、これ」
「好きでしょ?」
海音が差し出してくれた飲み物は、桃の微炭酸飲料。
確かに萌音が、中等部の頃から好んで購入しているロングセラーの商品だった。
「怖いんですけど」
何故、海音が萌音の好きな飲料水を知っているのか?
履歴書にもそんなことを書く欄はなかった。
萌音は怪訝そうな目で海音を見上げたが、はぁ、とため息を一つつくと
「いただきます」
と言って、海音に続いてペットボトルのふたを開けた。
海音は、無愛想な表情とは裏腹に、親切に社内のことを教えてくれた。
『わ、話してる沢山さん、初めて見た。やっぱりカッコいい』
行く先々でキラキラした視線と、妬みや嫉妬にまみれた視線、こそこそと二人のことを噂する様子が感じ取れた。
これも隣にたつ海音のせいに違いないが、萌音は基本、自分に関係ない人には興味はないので受け流すことが出来る。
堂々とイケメンの隣を歩く、大型新人・美少女風の萌音にも男性の視線が集まっているとは知ろうともしていなかった。
休憩コーナーの自動販売機に差し掛かったとき、海音は小銭を投入し、飲み物を二本買うと、そのうちの一本を萌音に差し出してくれた。
「あ、これ」
「好きでしょ?」
海音が差し出してくれた飲み物は、桃の微炭酸飲料。
確かに萌音が、中等部の頃から好んで購入しているロングセラーの商品だった。
「怖いんですけど」
何故、海音が萌音の好きな飲料水を知っているのか?
履歴書にもそんなことを書く欄はなかった。
萌音は怪訝そうな目で海音を見上げたが、はぁ、とため息を一つつくと
「いただきます」
と言って、海音に続いてペットボトルのふたを開けた。