一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「この噴水の形や花壇の美しさも好きだけど、運動する人たちがくつろいでいる家族やカップルの邪魔しないようにスポーツが楽しめる配慮が素敵」
萌音はそんな独り言を海音に聞かれているとも知らず、思わず漏れた本音を呟いていた。
「萌音・・・」
「あ、海音さん。私のペースに合わせないで好きなところを見ていていいですよ。何ならここで解散してもいいですし」
上から目線で海音の作品を誉めていたとは知られたくなくて、萌音はツンツンモードで目線を他の作品にずらしながら言った。
「やだよ。俺は萌音がどんな感性で作品を見ているのか興味ある」
「挨拶も終わったのなら、今日はもうプライベートですよね?こんな可愛いげのない後輩は見捨てて、とっとと愛しの彼女とデートにでも出かけてください」
つい思い付いたことを口にした萌音だったが、
゛そうだよ、海音さんにだって彼女がいるかもしれないんだ゛
と、ここに来てまたしても根本的な問題にぶち当たった。
そんな萌音の心の中の動揺を無視して、
「じゃあ、そうさせてもらう。愛しの萌音ちゃん」
と、海音はピタリと萌音に張り付き、今度は恋人同士のように萌音の腰に手を回して行動を共にすると宣言した。
萌音はそんな独り言を海音に聞かれているとも知らず、思わず漏れた本音を呟いていた。
「萌音・・・」
「あ、海音さん。私のペースに合わせないで好きなところを見ていていいですよ。何ならここで解散してもいいですし」
上から目線で海音の作品を誉めていたとは知られたくなくて、萌音はツンツンモードで目線を他の作品にずらしながら言った。
「やだよ。俺は萌音がどんな感性で作品を見ているのか興味ある」
「挨拶も終わったのなら、今日はもうプライベートですよね?こんな可愛いげのない後輩は見捨てて、とっとと愛しの彼女とデートにでも出かけてください」
つい思い付いたことを口にした萌音だったが、
゛そうだよ、海音さんにだって彼女がいるかもしれないんだ゛
と、ここに来てまたしても根本的な問題にぶち当たった。
そんな萌音の心の中の動揺を無視して、
「じゃあ、そうさせてもらう。愛しの萌音ちゃん」
と、海音はピタリと萌音に張り付き、今度は恋人同士のように萌音の腰に手を回して行動を共にすると宣言した。