一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「お昼にしようか」
「えっ、まだ一緒に行動するんですか?」
芸術劇場をあとにして今度こそ解散だと思っていた萌音は呆れたように言った。
「当たり前でしょ。別行動する理由がない」
「えっ、一緒にいる理由もないんじゃ・・・」
つっこむ萌音に
「俺にはあるよ。俺自身を萌音に知ってもらうために」
真剣な表情の海音から目を離せない。
実は、イケメン過ぎる海音の顔は萌音のドストライクなのだ。
運命の片割れに執着するあまり、萌音はそれを頑なに認めようとはしなかっただけで。
海音の気持ちが本当なら、流されて今日一日を彼と過ごすのもありじゃないかと、萌音のなかの悪魔が誘惑していた。
「ねえ、俺にも萌音の知らない一面を教えてよ」
ただでさえ密着しているのに更に耳元で囁かれて動揺する。
この低音ボイスですら本当はドストライクなのだ。
いつものツンツンモードを解放できない。
萌音は゛もうどうにでもなれ゛と諦めて
「わかりました。残りの半日も楽しませてくださいね」
と海音の腕にギュッと抱きついて上目遣いで訴えた。
「えっ、まだ一緒に行動するんですか?」
芸術劇場をあとにして今度こそ解散だと思っていた萌音は呆れたように言った。
「当たり前でしょ。別行動する理由がない」
「えっ、一緒にいる理由もないんじゃ・・・」
つっこむ萌音に
「俺にはあるよ。俺自身を萌音に知ってもらうために」
真剣な表情の海音から目を離せない。
実は、イケメン過ぎる海音の顔は萌音のドストライクなのだ。
運命の片割れに執着するあまり、萌音はそれを頑なに認めようとはしなかっただけで。
海音の気持ちが本当なら、流されて今日一日を彼と過ごすのもありじゃないかと、萌音のなかの悪魔が誘惑していた。
「ねえ、俺にも萌音の知らない一面を教えてよ」
ただでさえ密着しているのに更に耳元で囁かれて動揺する。
この低音ボイスですら本当はドストライクなのだ。
いつものツンツンモードを解放できない。
萌音は゛もうどうにでもなれ゛と諦めて
「わかりました。残りの半日も楽しませてくださいね」
と海音の腕にギュッと抱きついて上目遣いで訴えた。