一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
「なんで?どうして俺を置き去りにした?」
「私がいたら話ができないかと思って。それにトイレに行きたかったのは本当ですから」
「俺には萌音みたいな妹はいない」
「勘違いさせてた方が都合のいい時もありますよね」
萌音の言葉を遮って、海音が壁ドンをかましてきた。
唇がくっつきそうな程顔が近づいている。
「俺の気持ちを疑ってるのか?」
「海音さんの気持ち?そんなの聞いたことな・・・」
くしくも、ここは女子トイレから数メートル離れた所の壁。
当然、佐和田がトイレから出て来るのは予測できたことだ。
萌音が、近づいてくるヒールの音に振り返ろうとしたその瞬間、
海音の薄くて少し冷たい唇が押しあてられるのを感じた。
もがく萌音の身体を拘束して、その口付けはますます深くなる。
「な、何よ。人前で恥ずかしくないの!」
真っ赤な顔をして通り過ぎる佐和田の姿が、萌音の横目に映る。
トイレに向かおうとした男女が、海音と萌音のキスシーンを見て踵を返すのも見えた。
萌音が思いっきり海音の足を踏むと、ようやく海音は身体を離した。
「私がいたら話ができないかと思って。それにトイレに行きたかったのは本当ですから」
「俺には萌音みたいな妹はいない」
「勘違いさせてた方が都合のいい時もありますよね」
萌音の言葉を遮って、海音が壁ドンをかましてきた。
唇がくっつきそうな程顔が近づいている。
「俺の気持ちを疑ってるのか?」
「海音さんの気持ち?そんなの聞いたことな・・・」
くしくも、ここは女子トイレから数メートル離れた所の壁。
当然、佐和田がトイレから出て来るのは予測できたことだ。
萌音が、近づいてくるヒールの音に振り返ろうとしたその瞬間、
海音の薄くて少し冷たい唇が押しあてられるのを感じた。
もがく萌音の身体を拘束して、その口付けはますます深くなる。
「な、何よ。人前で恥ずかしくないの!」
真っ赤な顔をして通り過ぎる佐和田の姿が、萌音の横目に映る。
トイレに向かおうとした男女が、海音と萌音のキスシーンを見て踵を返すのも見えた。
萌音が思いっきり海音の足を踏むと、ようやく海音は身体を離した。