一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
きっかけ
いつもツンツンモードで男性との対等を主張する萌音だったが、小学生の時に両親が離婚したために一人でいることが多く、料理の腕はかなりのものだった。
特にリクエストはなかったが、萌音は海音にきちんとした食事を振る舞おうと、近くのスーパーに買い出しに行くことにした。
「海音さん、買い出しに行ってくるけど何かいるものはありますか?」
「えっ?わざわざ買い出しに行かなくてもいいよ。暗くなってきたし、萌音に何かあったら・・・」
慌てて立ち上がろうとした海音が、足の痛さで顔をしかめる。
「二軒となりにディスカウントスーパーがあるんです。何でもそろうから遠慮せずに言って下さい」
「・・・じゃあ、痛み止めと飲み物を」
海音の体質に効く市販の鎮痛剤があるらしく、その薬とコーヒーを所望された。
「鎮痛剤とコーヒーってなんか駄目な組み合わせじゃないですか。何か他のものを買ってきますね」
ほぼ見たことのないリビングの大画面テレビをつけて、海音にはソファにおとなしく座っているように促し、萌音は玄関を出た。
あの様子では、帰宅させるのは難しいだろう。
帰宅できても、料理や身の回りのことを自分でするのは難しそうだ。
萌音を庇ったせいで海音は怪我をした。
そんな海音の面倒をみるのは当然のことであり、責務でもある。
妙な責任感に燃える萌音は、海音を今晩一晩泊めることを決意した。
特にリクエストはなかったが、萌音は海音にきちんとした食事を振る舞おうと、近くのスーパーに買い出しに行くことにした。
「海音さん、買い出しに行ってくるけど何かいるものはありますか?」
「えっ?わざわざ買い出しに行かなくてもいいよ。暗くなってきたし、萌音に何かあったら・・・」
慌てて立ち上がろうとした海音が、足の痛さで顔をしかめる。
「二軒となりにディスカウントスーパーがあるんです。何でもそろうから遠慮せずに言って下さい」
「・・・じゃあ、痛み止めと飲み物を」
海音の体質に効く市販の鎮痛剤があるらしく、その薬とコーヒーを所望された。
「鎮痛剤とコーヒーってなんか駄目な組み合わせじゃないですか。何か他のものを買ってきますね」
ほぼ見たことのないリビングの大画面テレビをつけて、海音にはソファにおとなしく座っているように促し、萌音は玄関を出た。
あの様子では、帰宅させるのは難しいだろう。
帰宅できても、料理や身の回りのことを自分でするのは難しそうだ。
萌音を庇ったせいで海音は怪我をした。
そんな海音の面倒をみるのは当然のことであり、責務でもある。
妙な責任感に燃える萌音は、海音を今晩一晩泊めることを決意した。