一級建築士の萌える囁き~ツインソウルはお前だけ~
夕飯はタマネギたっぷり和風ソースのハンバーグとオニオンスープ、和風サラダにした。
料理が出来上がったタイミングで、風呂上がりの海音が足を引きずりながら壁づたいにリビングに向かって歩いてくるのが見えた。
「あ、海音さん、気付かなくてごめんなさい。ほら、掴まって」
萌音は自然な形で海音の背中に手を回し身体を支えて歩く。
自転車に跳ねられそうになってから数時間。
海音と萌音の間にはすっかり壁はなくなったように見える。
海音の温かな身体から、萌音と同じボディホープとシャンプーの臭いがした。
だけど、それはほんの少し萌音の発する香りとは違っていてドキドキする。
「せっかくお風呂上がりなのに、私、料理臭いですよね。ほんの少しだけ我慢してくださいね」
「そんなことない。いつまでも嗅いでいたいくらい、萌音はいつもいい匂いがする」
寄り添った姿勢から、海音が萌音の髪に顔を埋める。
クンクンと匂いを嗅がないで欲しい。
じわりとお腹の中心がうずいていたたまれなくなる。
そんな感覚は初めてで、萌音は動揺しながらも何とか海音をダイニングチェアまで連れていくことができた。
料理が出来上がったタイミングで、風呂上がりの海音が足を引きずりながら壁づたいにリビングに向かって歩いてくるのが見えた。
「あ、海音さん、気付かなくてごめんなさい。ほら、掴まって」
萌音は自然な形で海音の背中に手を回し身体を支えて歩く。
自転車に跳ねられそうになってから数時間。
海音と萌音の間にはすっかり壁はなくなったように見える。
海音の温かな身体から、萌音と同じボディホープとシャンプーの臭いがした。
だけど、それはほんの少し萌音の発する香りとは違っていてドキドキする。
「せっかくお風呂上がりなのに、私、料理臭いですよね。ほんの少しだけ我慢してくださいね」
「そんなことない。いつまでも嗅いでいたいくらい、萌音はいつもいい匂いがする」
寄り添った姿勢から、海音が萌音の髪に顔を埋める。
クンクンと匂いを嗅がないで欲しい。
じわりとお腹の中心がうずいていたたまれなくなる。
そんな感覚は初めてで、萌音は動揺しながらも何とか海音をダイニングチェアまで連れていくことができた。