転生王女のまったりのんびり!?異世界レシピ~婚約式はロマンスの始まりですか!?~
「父と王妃様が揃って国を離れるなんて珍しいと思ったんです。昨年の戦争が終わってから、初めて国を離れますから、オストヴァルト帝国に滞在している他の国の方々と交流を持ちたいという理由もあるのかもしれませんけれど」
ヴィオラの婚約を、慶事として心から祝福してくれているのならばありがたいけれど、そんなことはまずないだろう。
「昨年、停戦するようにと呼びかけたのもあまりよくは思っていないだろうが、この国には多数の国から人が集まっているからな。一度に様々な国の人材と交流を持つにはいい機会だ」
オストヴァルト帝国は、大陸一の繁栄を誇っている。圧倒的な武力と国力を持つ反面、大陸全体の守護者として振る舞っているところもある。
国内外の王族や貴族を集めていることもその意識の表れであるけれど、多かれ少なかれ、その帝国のやり方をあまり面白くないと思っている人物がいるのも否定はできない。
「――本当に、私でいいんですか?」
ヴィオラの婚約を、慶事として心から祝福してくれているのならばありがたいけれど、そんなことはまずないだろう。
「昨年、停戦するようにと呼びかけたのもあまりよくは思っていないだろうが、この国には多数の国から人が集まっているからな。一度に様々な国の人材と交流を持つにはいい機会だ」
オストヴァルト帝国は、大陸一の繁栄を誇っている。圧倒的な武力と国力を持つ反面、大陸全体の守護者として振る舞っているところもある。
国内外の王族や貴族を集めていることもその意識の表れであるけれど、多かれ少なかれ、その帝国のやり方をあまり面白くないと思っている人物がいるのも否定はできない。
「――本当に、私でいいんですか?」