たとえ君が・・・
多香子はふと過去を思い出し、昨日、慶輔の母からもらった慶輔からの手紙のことを思い出した。
そのとたん、多香子の手が震え始めて、持っていたスープがぐらりと揺れた。
すかさず渉がスープを預かる。
急に真っ青になった多香子の呼吸が上がっていることに気づいた渉はスープをベッドのサイドテーブルへ置き、多香子の体を抱き寄せた。
「ゆっくり深呼吸しろ。息を吐くことに集中して。」
多香子の体が小刻みに震えている。
「吸って~吐いて・・・吐いて・・・」
背中をさすりながら渉は多香子の呼吸を安定させようとする。
「手、しびれるか?」
渉の言葉に多香子は首を縦に振った。
発作だ。
「薬は?」
「・・・バック・・・」
「待ってろ。」
渉は急いで多香子のバックと水を寝室へ運びバックの中から薬を探した。
そのとたん、多香子の手が震え始めて、持っていたスープがぐらりと揺れた。
すかさず渉がスープを預かる。
急に真っ青になった多香子の呼吸が上がっていることに気づいた渉はスープをベッドのサイドテーブルへ置き、多香子の体を抱き寄せた。
「ゆっくり深呼吸しろ。息を吐くことに集中して。」
多香子の体が小刻みに震えている。
「吸って~吐いて・・・吐いて・・・」
背中をさすりながら渉は多香子の呼吸を安定させようとする。
「手、しびれるか?」
渉の言葉に多香子は首を縦に振った。
発作だ。
「薬は?」
「・・・バック・・・」
「待ってろ。」
渉は急いで多香子のバックと水を寝室へ運びバックの中から薬を探した。