たとえ君が・・・
「なんだ?」
「なんでもない。」
ふと渉が時計を見る。11時20分。
「もうすぐ新年だな。」
「うん。」
「一緒にとし越せるな。」
「そうだね。」
寒い雪の舞う空の下で、多香子と渉は遠くから聞こえてくる救急車のサイレンの音を聞きながら体を寄せ合った。
「今年もお世話になりました。」
「こちらこそ、お世話になりました。」
「来年もよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
2人ともかしこまって頭を下げあったあと、「ふっ」とお互いに笑った。
「いろいろあったな」
「うん。いろいろあった。」
二人は空を見上げる。
「なんでもない。」
ふと渉が時計を見る。11時20分。
「もうすぐ新年だな。」
「うん。」
「一緒にとし越せるな。」
「そうだね。」
寒い雪の舞う空の下で、多香子と渉は遠くから聞こえてくる救急車のサイレンの音を聞きながら体を寄せ合った。
「今年もお世話になりました。」
「こちらこそ、お世話になりました。」
「来年もよろしくお願いします。」
「こちらこそよろしくお願いします。」
2人ともかしこまって頭を下げあったあと、「ふっ」とお互いに笑った。
「いろいろあったな」
「うん。いろいろあった。」
二人は空を見上げる。