たとえ君が・・・
多香子へ

俺、話をすると言葉足らずでうまく言えないから手紙を書きます。
手紙にしても俺の気持ちをすべて言葉にして多香子におくれるほど、俺は語彙力がないこと、人生で初めて後悔しています。

一番言いたいのは、多香子を愛してるってこと。
この気持ちは出会ったころからかわりません。むしろどんどん大きくなっています。

多香子っていう人のすべてを俺は愛しています。
性格も、歩んできた人生も。背負っている過去も未来も。多香子の大切なものも。多香子の大切な人も。抱えているものも。全部、全部、愛しています。
多香子の大切なものを俺も大切に守りたい。

これからの人生、何があるかわかりません。
でも、これだけは言える。俺の人生をかけて多香子を幸せにします。

付き合って間もなくて、結婚なんて早いと多香子は思うかもしれないけど、俺は早いなんて思いません。だって今までずっとずっと待ってたから。ずっとずっと多香子を想っていたから。
だから、俺に未来をください。
愛してます。

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