たとえ君が・・・
「大丈夫か?」
渉が後ろを振り返り立ち止まる。
「うん。」
多香子は渉に追いついて、渉の腕に自分の手を絡めた。
「お利口に寝てるね。」
「あぁ。きっとパパの抱っこがいいんだな」
渉の腕の中には生後3か月になる息子が抱かれていた。
気持ちよさそうに眠っている我が子を穏やかな表情で見つめる渉に多香子は微笑んだ。
出産後、多香子は子宮を全摘出した。
なかなか体調が回復しなかった多香子に代わって渉は育児に家事に一生懸命サポートしてくれた。
「行こうか」
「うん」
渉は息子を抱いたまま、多香子と腕を組み再び歩き始めた。
向かった場所は慶輔のお墓だ。
渉が後ろを振り返り立ち止まる。
「うん。」
多香子は渉に追いついて、渉の腕に自分の手を絡めた。
「お利口に寝てるね。」
「あぁ。きっとパパの抱っこがいいんだな」
渉の腕の中には生後3か月になる息子が抱かれていた。
気持ちよさそうに眠っている我が子を穏やかな表情で見つめる渉に多香子は微笑んだ。
出産後、多香子は子宮を全摘出した。
なかなか体調が回復しなかった多香子に代わって渉は育児に家事に一生懸命サポートしてくれた。
「行こうか」
「うん」
渉は息子を抱いたまま、多香子と腕を組み再び歩き始めた。
向かった場所は慶輔のお墓だ。